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14歳・吉柳咲良、憧れの石原さとみに励まされ「いつか同じ舞台に」

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14歳・吉柳咲良、憧れの石原さとみに励まされ「いつか同じ舞台に」

●2年目の『ピーターパン』主役はかっこよく演じたい
1981年に始まり、38年間上演され続けている名作ミュージカル『ピーターパン』。永遠の少年であるピーターパンの物語は、歌やダンス、さらにフライングなどの多くの見どころで人々を魅了し続ける。2018年は、昨年、歴代最年少タイの13歳で主演を務めた吉柳咲良(きりゅう さくら)が、2年目の夏を迎えようとしている。

吉柳は、2016年の「第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを受賞し、この世界に飛び込んだ。初代グランプリの榊原郁恵、深田恭子、石原さとみなど多くのスターを生み出している同キャラバンでは、毎年様々なテーマを設けており、吉柳は10代でブレイクする「王道」で「主演級」の女優発掘を目指した「PURE GIRL 2016」にて、史上最年少の12歳でグランプリとなった。現在14歳・中学2年生のみずみずしい魅力を見せる吉柳に、『ピーターパン』や女優としての目標についてインタビューした。

○意識も変わった芸能界入り

――2016年にホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを受賞してから、生活が変わったところはありますか。

最初は全然、実感がありませんでした。
グランプリを取った次の日も普通に登校したんですが、学校に着いたら友達が「おめでとう!」「テレビ観たよ!」「サインちょうだい!」と声をかけてくれました。LINE LIVEで観てくれた子も多かったので、反応がすごかったです。そこでやっと実感できました。

――その時、サインはもうあったんですか?

決まっていないので、とりあえず名前を書きました(笑)。

――撮影の機会、メイクをしてもらう機会も増えたと思うんですが、自分の中で意識が変わったというようなことはありましたか?

以前なら、顔がむくんでいても、前髪がはねていても気付かなかったんですが、今は「どうしよう、このままじゃ出かけられない!」と色々気にするようになりました。

――学校の友達と過ごす時間と、芸能人としての時間があると思うんですが、そのメリハリはどうやってつけているんですか?

自分がなりたかった仕事をしているので、仕事に入るとスイッチが入ります。

――自然にスイッチが入っちゃうんですね。そうです! 自然に、パパパパって、切り替わるんだと思います。


――『ピーターパン』は2年目ということで、去年からの思いや、ここを頑張りたいと思っているのはどのようなところですか?

初舞台だったので、未熟な部分がたくさんありましたし、フライングの時の手足がピンと伸びていたかなとか、自信がなさそうに見えたかなとか、細かく直したいところもありました。今年はもっと自信満々に、かっこいいピーターを演じられたらと思います。

――去年が初舞台で、緊張などは。

とっても緊張しました! 出る前も毎回お腹が痛くなったり、毎日、多分最後までずっと緊張していたと思います。

――でも、全然そんなこと感じさせませんよね。

周りの方が「頑張ろう」と言ってくださったので、始まったら「あ、いける」という感覚はありました。ただ、ずっと自分の中で、どうしよう! となっていたので、今年も多分そうなるんだと思います。

●この年で夢を見つけられたのは、先輩・石原さとみのおかげ
○初演技に、考えたこと

――演技をするということはこれまでになかったと思いますが、どのような点が大変でしたか?

普段の会話ではない決まったセリフをどれだけ自然に話せるかが大変でした。
自分としてじゃなく、ピーターとして喋っているから、余計にどういうニュアンスでどういう感情で言っているんだろうと考えてしまいます。前回は最後まで、演出の藤田さんと色々話して役作りしました。

――周りの方からアドバイスをもらうことも多かったんですか?

初めての舞台で、セリフ、フライング、ダンス、歌も覚えて、最初はごちゃごちゃになっていたんですけど、皆さんからアドバイスいただき、色々助けていただきました。

――この年からやりたい仕事を見つけて、その職業に就けるっていうのはすごいと思います。やりたいことを見つけるコツをぜひ教えてください。

昔からドラマを観るのがものすごく好きでした。普段は自分も物語の世界に入り込んで普段の会話を聞いているような感覚で観ているんですが、女優さんや俳優さんがバラエティ番組に出ているのを観ると、本当は違う世界の人を演じているんだと改めてそのすごさを実感して、「自分もそうなりたい」と思ったんです。そこから、このお仕事が夢になって、叶えたくて、オーディションを受けました。
多分、本当に何か1つのきっかけで、夢が見つかるんだと思います。

○嬉しかった言葉は?

――そこで夢を見つけても、行動に移すことはなかなか難しいですよね。

石原さとみさんの存在が大きかったです。色々な作品を見て「この人はすごい!」と思って、影響されました。

――スカウトキャラバンでは、そんな石原さんと夢のツーショットでしたが、どんな言葉をかけてもらったんですか?

「目が綺麗」と言われたことが、ものすごく嬉しかったです。まさか、こんなに綺麗な方から言っていただけるとは思っていなかったですし、憧れの方から「頑張ってね」と言われるのは、ものすごく嬉しい! いつかは同じ舞台に立てるように頑張らないといけないと思いました。

――石原さんは、吉柳さんにとってどんな存在なんでしょうか?

本当に尊敬している憧れの方です!

――石原さんみたいな女優さんを目指して、こういう役がやりたい、という希望はありますか?

いろいろな役が出来るようになりたいです。その第一歩が『ピーターパン』だと思っているので、今は『ピーターパン』に専念したいです。


――それでは最後に、『ピーターパン』の中で、ぜひこんな自分を観てほしいというところを教えてください。

私とピーターの共通点は、負けず嫌いなところかもしれません。フック船長と戦っているシーンのセリフでも「あ、私も今そう思ってた!」と思うところがあります。演技もしているけれど、ピーターの中に素の自分が出ている部分もあって、私がありのままにピーターパンになるところを、ぜひ見ていただきたいです。

■吉柳咲良
2004年4月22日生まれ、栃木県出身。2016年に「第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン PURE GIRL 2016」でグランプリ受賞。2017年にミュージカル『ピーターパン』主演として、女優デビュー。2018年2年目の『ピーターパン』を迎える。


■青山メインランドファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』

出演:吉柳咲良、ISSA、河西智美、莉奈、入絵加奈子、久保田磨希 他
東京公演: 7月21日~8月1日(東京国際フォーラム ホールC)
大阪公演: 8月12日(梅田芸術劇場メインホール)
金沢公演; 8月22日〜8月23日(金沢歌劇座)
名古屋公演: 8月25日〜26日(御園座)

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