米津玄師、子供たちへの祝福を願った「パプリカ」誕生秘話

●菅田将暉や池田エライザとは違うアプローチ
米津玄師が「<NHK>2020応援ソング」プロジェクトに書き下ろした新曲「パプリカ」が、8月15日にリリースされた。
オーディションによって選ばれた5人の小学生による新ユニット・Foorinが歌うこの曲。米津玄師が作詞、作曲、プロデュース、ダンスの振付を辻本知彦と菅原小春が手掛けている。ユニット名は、同曲を歌い踊る5人の姿を米津玄師が"風鈴"に例えて名付けたという。
「パプリカ」はどのようにして作られたのか。「子供の頃から、わかりやすい大きな応援ソングというものに対する嫌悪感がすごくあった」という米津玄師が応援ソングを手がけるにあたって大事にした「小さな世界」とは。曲に込めた思いを語ってもらった。
○誰に歌ってもらうんだろう?
――「<NHK>2020応援ソング」のプロジェクトの話を受けて、最初の感触はどんな感じでしたか?
おもしろそうだな、やりたいなと思いつつ「果たして自分でいいのか」というのは思いました。
これまで自分の作ってきた音楽はわかりやすい応援ソングではなかったし、どちらかと言うとそれとは真逆のものだったので。果たして自分に作れるのかどうかと考えつつも、それを作ることによって新たな場所に行けるのかなと思って、話を受けました。