日本HP、パケットロスを低減するソフトを搭載したシンクライアント端末
日本HPは、CPU以外に画面転送処理専用チップ(DSP)を搭載した手のひらサイズのコンパクトなシンクライアント端末「HP t410 Smart Zero Client(以下、t410)」を発表し、販売を開始した。
対応プロトコルは、Citrix ICA 12 with HDX、RDP 7.1with Remote FX、VMware View 5.0 with RDPで、価格は26,040円。また、これらのプロトコルに加え、Teradici PCoIPに対応したモデルも用意され、こちらの価格は31,290円。どちらもハードウェアは同一だ。
「t410」では、従来CPUで処理していた画面転送プロトコルを、専用プロセッサ(DSP)「Texas Instruments TMS320DM8148」で行うことにより、高速/高解像度化を実現。また、DisplayPortとVGAの2ポートを備え、フルHD解像度の2画面出力が可能となっている。プロトコルに対応するためのソフトウェアは入れ替え可能で、ブラウザを後からインストールこともできるという。
CPUはARMベースのプロセッサを搭載し、ローカルでデコードするケースが増えているため、メモリは1GBと、シンクライアントとしては比較的大容量のメモリを搭載する。