阪本順治監督、江波杏子さんとの思い出語る「男と女の話を…」
稲垣吾郎主演の映画『半世界』(2019年2月公開)のメガホンをとった阪本順治監督が2日、東京・六本木のEXシアター六本木で行われた第31回東京国際映画祭のアウォード・セレモニーに出席。直後に行われた記者会見で、先月27日に亡くなった女優の江波杏子さんとの思い出を語った。
自身が監督した『行きずりの街』と『KT』に出演した江波さん。阪本監督は「授賞式が終わって携帯を確認して知った」とセレモニー後に訃報を知ったと明かし、「僕にとっても急なのですが…」と神妙な表情を浮かべた。
そして、「2本江波さんとご一緒して思い出すのは、僕より年上の方ですけど、現場の合間にお互いの恋愛観みたいな話をして、『監督結婚していないのになんでわかるの?」って言われたり、『新聞何を取ってるの?』とか、『あの新聞のこういう欄が私好きで』とか、演出している途中より、ちょっとした時間に社会的な話をした覚えがあります。男と女の話をした記憶があります」と思い出を振り返り、「とても艶めかしくて、凛とされていて、役柄に対しては度胸のある方でした」と語った。
今年の東京国際映画祭のコンペティション部門に選出されていた映画『半世界』は、観客賞を受賞した。
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