「毎月分配」と「年1回分配」の投資信託、それぞれの特徴と活用方法とは?
また、毎月コツコツ購入しながら運用するので、着実に資産を殖やすことができます。
定時定額購入で積み上げた資産も、やがて取り崩して使うときがやってきます。その際も、一度にまとめて売却すると、価格が大きく値下がりしているタイミングに当たってしまう可能性があります。それを避けるために今度は、資産を積み上げていったときとは逆に、売却タイミングも分散して、毎月一定額を引き出していくことが考えられます。つまり「定時定額引出」です。この方法だと、資産を運用しながら少しずつ取り崩していくことになるため、まとめて売却して現金化したものを取り崩すよりも、資産の減り方が抑えられ"長持ち"します。
「定時定額購入」で積み立てていったものを、「定時定額引出」で取り崩していくことによって、長期投資が完結するといえるでしょう。
○「定時定額引出」と同じような効果が得られる「毎月分配型」ファンド
とはいえ、ほとんどの金融機関で投資信託の「定時定額購入」ができるのに対し、「定時定額引出」ができる金融機関は限られます。
自分で毎月少しずつ売却すればいいのですが、手間がかかります。
そこで、毎月分配型のファンドを使います。