ハムスターは近眼! どのようにモノが見えているのか
愛嬌(あいきょう)のある見た目でペットとしても人気の高いハムスター。しかし視力は良くなく、夜行性のため日中は特に周囲の判断が難しくなります。そこで今回は、視力の悪いハムスターが日ごろどのように活動しているのか、その秘密に迫ってみましょう。
■人間で言うところの近眼
ハムスターの視力は人間にたとえると近眼レベルで、目の前にあるものも細かな識別はできずぼんやりと全体像が把握できる程度です。ただし夜行性のため光には敏感で、暗い場所でなら周囲の判別がしやすくなります。そのため夜のうちに周囲を記憶し、日中の行動に役立てているとも考えることができます。普段見慣れないものを目の前に置くと、警戒してしまう可能性がありますから注意しましょう。
■さらに色覚障害も
ハムスターは色の判別もほとんどできず、見えているものは白黒に近い状態になります。
これはハムスターだけでなく、犬などにもいえることです。そのため飼育用のアイテムとしてカラフルな道具をそろえたとしても、ハムスターにはその区別がほとんどついていないということになります。
■行動に欠かせないのは聴覚と嗅覚
視力が悪い分、聴覚と嗅覚が発達しているため、これらを使ってスムーズに行動することが可能です。