愛あるセレクトをしたいママのみかた

2019年注目の若手俳優はこの10人! 『中学聖日記』岡田健史ら逸材続々

マイナビニュース
2019年注目の若手俳優はこの10人! 『中学聖日記』岡田健史ら逸材続々

●岡田健史は無限大の大器
「新年の頭にネクストブレイク候補を発掘する」、マイナビニュース恒例の企画を今年も実行。年々、他サイトで似た記事も増えてきたが、ここでは「どこよりもフレッシュな先物買い」という観点から10人の若手俳優を紹介していく。

セレクトのポイントは、最近の出演作品で見せた可能性と、今後出演予定のラインナップ。近年、坂口健太郎、竹内涼真、志尊淳ら若手俳優の躍進が目立つだけに、早い段階からチェックしておきたい。
○異例デビューの疑いなき大器

1人目は、昨秋のドラマ『中学聖日記』(TBS系)で有村架純の相手役に大抜てきされた岡田健史(19)。ドラマデビューどころか、俳優デビュー、引いては芸能界デビュー作で、「プライム帯ドラマの準主役」という大役を任された疑いようのない大器だ。

放送前は「一年前まで長崎県の甲子園常連校で野球をしていた」「雑誌やCMにすら出たことがない」などと不安視されたが、未成熟な演技が「不安定な中高生」という役柄にフィット。むしろ、「初めてなのに凄い」「大ファンになった」という応援の声に変えていった。
伸びしろは無限大の大器ゆえに、次作以降の作品選びが難しいが、いきなりの主演があっても驚かない。

2人目は、4月スタートの朝ドラ『なつぞら』(NHK)に出演する清原翔(25)。昨年は『いつまでも白い羽根』(フジテレビ系)でヒロインから思いを寄せられる医師、『SUITS/スーツ』(フジ系)で物語の鍵を握る実業家ダイス・スズキ、『深夜のダメ恋図鑑』(テレビ朝日系)でイケメンだがダサく失敗ばかりの男性を演じたほか、『PRINCE OF LEGEND』(日本テレビ系)、『忘却のサチコ』(テレビ東京系)にも出演した。

185㎝の長身と『MEN’S NON-NO』モデルらしいクールさから「いかにもイケメン」という役が多いが、『なつぞら』で演じるのはヒロイン・なつ(広瀬すず)が引き取られた家の長男。兄代わりである上に恋も絡んでくるなど、幅広い演技が求められるだけに、注目度アップは間違いない。

3人目は、すでに出演作50を軽く超える「若き演技派」の柾木玲弥(23)。昨年は『インベスターZ』(テレ東系)で投資部キャプテンのクールな天才高校生、『今日から俺は!!』(日テレ系)では三橋(賀来賢人)と伊藤(伊藤健太郎)の舎弟格にあたるヘタレヤンキーという真逆の役柄を演じ分けた。これまでは深夜ドラマや1話限りのゲスト出演が多かったが、瞬発力のある演技への業界評価は高いだけに、プライム帯ドラマ主要キャストへの道は開かれている。

○昨年のドラマでチャンスをつかんだ3人

4人目は、昨春に『あなたには帰る家がある』(TBS系)、昨夏に『グッド・ドクター』(フジ系)へ出演した萩原利久(19)。前者では複雑な家庭環境で育った高校生を、後者では重症の入院患者という難役を好演した。

今年は『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(日テレ系)、映画『あの日のオルガン』への出演が決定。松坂桃李、中村倫也、菅田将暉、新田真剣佑らを擁し、現在勢いのある「トップコート」所属だけにチャンスは多そうだ。

5人目は、昨春に『花のち晴れ~花男Next Season~』(TBS系)に出演した鈴木仁(19)。“C5”随一のイケメンで華道の家元御曹司・成宮一茶を演じて「あのイケメンは誰?」と話題を集め、夏にはインスタ配信ドラマ『デートまで』で森川葵とのダブル主演を経験した。

今年は『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(日テレ系)、映画『4月の君、スピカ』に出演が決定。『花晴れ』で共演した平野紫耀や今田美桜らに続くブレイクが期待されている。


6人目は、昨年『わたしに××しなさい!』(TBS系)、『探偵が早すぎる』(日テレ系)、『駐在刑事』(テレ東系)に出演した佐藤寛太(22)。ジャンルも時間帯も異なる3作への出演で貴重な経験を積んだ。

今年も『僕の初恋をキミに捧ぐ』(テレ朝系)、映画『今日も嫌がらせ弁当』に出演するなど順調そのもの。劇団EXILEの中でもとりわけ甘いマスクだけに、今後もオファーが増えるのではないか。

●「いよいよブレイクか?」から所属事務所を退社
○舞台系イケメンのネクストブレイカー

7人目は、舞台経験が豊富で、ダンスや楽器演奏など多才な平埜生成(25)。昨年は『正義のセ』(日テレ系)にレギュラー出演したほか、『BG~身辺警護人~』(テレ朝系)、『今日から俺は!!』(日テレ系)にゲスト出演。特に後者で中村倫也とともに演じた“東京のヤンキー”はインパクトがあった。

今年は1月6日の特別ドラマ『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』(フジ系)、映画『空母いぶき』に出演し、名優たちと共演する。
舞台系イケメン俳優の躍進が続いているだけに、平埜がいつブレイクしてもおかしくない。8人目は、平埜に負けじと、多彩な経験を持つ赤楚衛二(24)。モデル活動、アイドル・BOYS AND MEN、『仮面ライダービルド』(テレ朝系)のすべてを経験したエンターテイナーとしての蓄積は確かだ。

今年は1月から『イノセンス 冤罪弁護士』(日テレ系)に出演し、「育ちのいいパラリーガル」という愛すべきキャラを演じる。小栗旬、綾野剛、田中圭、坂口健太郎、間宮祥太朗らを擁するトライストーン所属だけに、その演技力は折り紙付き。

9人目は、2017年秋の『監獄のお姫さま』(TBS系)で小泉今日子の息子を演じて話題を集めた神尾楓珠(19)。昨年は『シグナル 長期未解決事件捜査班』(フジ系)で主人公・三枝健人(坂口健太郎)の亡くなった兄、『恋のツキ』(テレ東系)でヒロイン・ワコ(徳永えり)と引かれ合う高校生を好演した。

今年は『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(日テレ系)、映画『うちの執事が言うことには』に出演。
ただのイケメンではなく、陰のある青年を演じられるため、事件モノやサスペンスへの引き合いがあるのではないか。
○「いよいよブレイクか?」から消息不明に

最後の10人目は、『仮面ライダーエグゼイド』(テレ朝系)や『ウルトラマンX』(テレ東系)への出演で広いファン層を持つ松本享恭(24)。昨年は『相棒』(テレ朝系)などのドラマ5作、映画3作に出演し、なかでも『結婚相手は抽選で』(フジ系)では主人公・宮坂龍彦(野村周平)の友人でゲイという秘密を持つ、東大卒のエリート青年・北風祐輔を好演した。

ファンたちの間で「今年はいよいよブレイクか」と言われていた中、11月で所属事務所を退社。ハッキリとした理由がわからず、ツイッターも突然閉鎖されてしまい、ファンとしては「ただ信じて待つ」という状態になっている。もし他事務所への所属が決まればブレイク候補となる素材だけに、注視したいところだ。

いずれもイケメンなのはもちろん、若手俳優の出演枠争いを勝ち抜くメンタルの持ち主であり、スターダムにのし上がる可能性は十分。若き逸材たちが熱く切磋琢磨する姿を追いかけてみてはいかがだろうか。


■著者プロフィール
木村隆志コラムニスト、テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月間20本超のコラムを提供するほか、業界通として『週刊フジテレビ批評』などの各メディアに出演。取材歴2000人を超えるタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。

提供元の記事

提供:

マイナビニュース

この記事のキーワード