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新田真剣佑、若手芝居合戦は"ワクワク" ぶつかり合いに楽しさ

マイナビニュース
新田真剣佑、若手芝居合戦は"ワクワク" ぶつかり合いに楽しさ

●思わぬ展開にハラハラする作品
冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化し、公開前から話題を呼んでいる映画『十二人の死にたい子どもたち』(1月25日公開)。「12人全員一致」をルールに集団安楽死をするため、廃病院に集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れる…という衝撃的な展開を見せる。

さらに、堤幸彦監督のもとに杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗と若手の実力派が集まったことで、さらに注目度が上がっている。

今回マイナビニュースでは、新田、北村、高杉、黒島、橋本の5人にインタビューを決行し、それぞれの同作にかける思いを聞いていく。トップバッターは、推理好きで薬や医療機器に詳しい「5番」シンジロウを演じる新田真剣佑。念願の堤監督作品で、芝居合戦といった様相を呈した同作に、ワクワクしていたという。

○■芝居をし合うのが好き

――特殊な設定の物語でしたが、内容を知ってどのような印象を受けましたか?

新しい密室ゲームの映画だと思いました。特に、ほぼ12人の若手だけが集合して芝居し合うことはなかなかないので楽しみでしたし、堤監督とご一緒したかったので、お話をいただいて、ワクワクしました。
芝居をし合うのが、好きなんです。

――実際に、完成した作品を見ての感想はいかがでしたか?

一人ひとりの役者さんが魅力的で、プラス堤監督ワールドに包まれた映画なので、思わぬ展開にハラハラしますし、魅力が飛び交ってる映画です。解釈の仕方は人それぞれだと思うんですけど、命の大切さ、そして人の価値観が伝わる映画になっていると思います。

――シンジロウは推理力もある設定でしたが、探偵役への憧れなどはありましたか?

推理が好きな役でしたね。でも、僕自身は役者がやりたいです(笑)。

――念願の堤監督は、どのような印象でしたか?

監督が一番ミステリアスでした。ふざけたことばかり言って……と言ったら、悪口になっちゃうのかな?(笑) 面白い方で、僕は大好きです。

撮影中は、役の話をたくさんしました。
シンジロウの話を、たくさん。僕が「こうしたいんです」という思いを伝えて、撮影当日も「これでやるので、監督が編集で決めてください」とお願いしました。自分から自由にやらせてもらいながら、最終的に監督を信じて委ねていました。

――『OVER DRIVE』では、北村匠海さんとのシーンが少なかった……というお話でしたが、今回はがっつりでしたね。

今回は2人とも闇を抱えてる役で、たっぷり芝居するシーンがあったので、よかったです。匠海以外は初共演だったのですが、匠海がいたので、気持ちの面では少し楽でした。今回は12人同じ条件下での密室劇でしたが、もしまた二人でやるなら、匠海が黒幕でがっつり敵対する作品とかもいいな、と思いました。その時は全力で受けます。


――吉川さんとはマイナビウエディングのCMでもご一緒されることになりましたね。

あまり役的な絡みはなかったんですが、実力がある方だと思いました。12人みんな、役者としてしっかり向き合えていたと思います。

●1番、高杉真宙は…「不敵な笑みを浮かべる人」
――"死体"役のとまんさんも入れて、ほぼ13人だけがメインで出演する映画って、なかなかないですよね。

そうなんです。だから、アップが多いですよね。撮り方も舞台のようで、40分くらいカメラを回し続けて、感情が途切れることがありませんでした。そういう意味では、やりやすかったです。
ただ、セリフの量はかなりありました。台本でいうと、13ページくらいを一気に、しかも何度も演じるので、その点は大変でした。

――撮影の合間は何をされていたんですか?

印象的だったのは、男子チームでごはんを食べたことでした。ずっと病院の中での撮影だったので、昼休憩で部屋に集まって「さっきのシーンどうだった?」とか、話しながら食べていました。(セイゴ役の)坂東龍汰は「俺大丈夫かな!?」ってすごく気にしてたことを覚えています。

――新田さんが普段役者として面白いことや、今回の作品でワクワクしたことを教えてください。

芝居同士でぶつかり合う所に、すごくワクワクしました。展開が読めないですし、その瞬間にしか撮れない、役の気持ちが映っている……と考えるとものすごく良いですね。
2度と同じことはできない。毎回そうですけど、今回の映画でも、そういうシーンがたくさんありました。

――今回このシーンが、と挙げるとしたらどこでしょうか?

やっぱり、シンジロウが感情をあらわにするシーン。そこに向けて、気持ちを作っていきました。本当に監督には自由にやらせてもらって、逆に「いいのかな?」と、怖かったくらいです。後から聞いたら大丈夫だったらしくて、安心しました。

○■新田が語る高杉の印象

――最後になりますが、このくじを引いていただいて、出てきた番号の方について語ってください。

1番、高杉真宙君ですね。
終始不敵な笑みを浮かべるサトシという役なんですけど、だんだん、普段から不敵な笑みで何かを企んでるようにしか見えなくなってきて(笑)。一緒にお弁当を食べたんですけど、お弁当食べながらも、何か企んでるのかな? と思っていました。最初に高杉君が13人目として部屋に入ってくるシーンも印象的で。本当は、すごく優しいお兄ちゃんなんです。でも、その優しさも不敵に見えてくる。

――となると、高杉さんの印象を一言で表すと…

「不敵な笑みを浮かべる人」ですね(笑)。

■新田真剣佑
1996年生まれ、米ロサンゼルス出身。2014年より日本を拠点に活動をスタート。
『ちはやふる –上の句–/–下の句–』(16)で第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞する。主な作品に『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(17)、『ピーチガール』(17)、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(17)、『ちはやふる –結び–』(18)、『パシフィック・リム:アップライジング』(18)、『OVER DRIVE』(18)、『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(18)など。1st写真集『UP THE ROAD』が2月1日発売。

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