西島秀俊、念願のヤクザ役で確信「キャリアの中で大きな意味を持つ」
俳優の西島秀俊と西田敏行が、今野敏氏の人気小説「任俠」シリーズを原作とした映画『任俠学園』(2019年秋公開)でダブル主演を務めることが25日、発表された。
経営不振に陥った仁徳京和学園高校を立て直すべく、新理事長に就任したのは、曲がったことが大嫌いなヤクザ・阿岐本組。強面で荒々しいが義理人情の正義を貫いていく彼らの情熱に、次第に周りの空気も変わりはじめる。ところが、金儲けのために学校乗っ取りをたくらむ大人たちによる罠が仕掛けられていた。
西島が演じるのは、真面目過ぎるがゆえに時に空回りしてしまう阿岐本組ナンバー2・日村。「本作はこれまでのキャリアの中で大きな意味を持つ作品の一つになると確信しています」と語る通り、「義理と人情の任俠役を演じてみたい」と思い続けてようやく巡ってきた役だ。なお、2012年10月にTBS・WOWOWの共同制作で放送された『ダブルフェイス』では、織田組若頭補佐に扮する潜入捜査官を演じていた。
また、「日村という役は今まで演じたことのない、全く新しいキャラクターです」と捉え、「何が正しく何が間違っているのか、誰もが迷うこんな時代だからこそ、“昔気質”の真っ直ぐ過ぎる日村のような男が新たな道を切り開いてくれるのではないでしょうか」と問いかける西島。
「念願の親分役、西田敏行さんの怒涛のアドリブに日々応え続けた素晴らしい共演者の皆さんのキレッキレの名演」と振り返り、「平成から新しい時代へ変わる節目の年、笑って泣ける世直しエンターテインメントを是非劇場でお楽しみください」と呼びかけている。
一方、『アウトレイジ』シリーズでの怪演も記憶に新しい西田は、日村や弟分たちを振り回しながらも、そのストレートな言葉で多くの人の心を揺さぶる阿岐本組・阿岐本組長を演じる。「この映画は今の時代にとって、とても画期的な作品になりそうでワクワクしています」と手応えを感じている様子で、「本作で生きるヤクザたちが示す、『お互いを愛し合い、見つめ合い、そして理解し合う』というある種の一本筋を通すという“任俠道”は、万国共通の人々が幸せになるための一本の道だと思います。この映画が、今悩んだり、くすぶっている皆さんを勇気づけるエネルギーとなるような作品になれば嬉しいです」とアピールする。
また、木村ひさし監督は「今では絶滅危惧作品と言える程、観る機会が減った“ヤクザ”映画。フィクションである映画の中のヤクザな人たちは悪いヤツらもいれば、義理人情に厚い、人間味のある人たちも多く描かれていました。人付き合いが薄くなった現代社会にタイムスリップしたかの様な阿岐本組が、今の世の中で何が出来るのか? 楽しんでいただければと思っています」、原作の今野敏氏は「主人公が主人公だけに、映像化はないものと思っていました。こうして映画にしてもらえたのは感激です。
また、西島秀俊さんと西田敏行さんのダブル主演と聞き、とてもうれしく思いました。一日だけ撮影の様子を見学させていただきましたが、阿岐本親分が現場に入るだけでぴりっと緊張感が走るのが印象的でした。親分、本当に怖かった。きっと私の想像をはるかに超えた映画になると信じています」とコメントを寄せている。
(C)今野 敏 / (C)2019 映画「任俠学園」製作委員会
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