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茅島みずき、ポカリスエットの新CMヒロインに抜てき 負けず嫌いでゴルフ好きの14歳

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茅島みずき、ポカリスエットの新CMヒロインに抜てき 負けず嫌いでゴルフ好きの14歳

●「ああ、もう絶対に落ちたな」って思っていたんです
170cmの長身。艶やかな黒髪、涼やかな目もと。4月12日よりオンエアされている『ポカリスエット』の新CMに出演している茅島(かやしま)みずきは、「美しい」という言葉がよく似合う期待の新人だ。長崎県出身で、ゴルフの最高スコア70という意外な一面も併せ持つ彼女に、CMの撮影秘話や、プライベートでのエピソード、憧れの存在、そして女優やモデルとして歩んでいく今後について話を聞いた。

――CMの撮影、お疲れ様でした。どんな内容に仕上がっていますか?

今回は、学生たちのいろいろな不安や思いを、解放するというテーマのダンスだったので、それを自分なりに一生懸命表現して。踊りながら歌うという感じでした。

――ロケ地は水戸の学校ということですが、撮影はどんなスケールで行われたのでしょう?

飾りから、全部が凄くて。
出演される方が約800人ほどいて、通路にいるたくさんの人たちの中を私が通っていくという感じでしたね。

――『ポカリスエット』のCMは、これまでに綾瀬はるかさんや川口春奈さん、中条あやみさんが出演され、若手女優さんにとって登竜門と言われています。オファーを受けたときの心境は? また、実際に出演してみていかがでした?

オーディションの一次、二次、どっちも課題がダンスで、あまり得意ではなかったので、一次は振りが飛んじゃったんです。「ああ、もう絶対に落ちたな」って思っていたんですけど、受かったと聞いたので、二次は絶対に振りを間違えないようにと頑張りました。受かったと聞いたときは、純粋にすごくうれしかったです。
○「練習とリハーサルでは、全くうまくいかなくて(笑)」

――カメラの前で何かを表現すること、つまりお芝居は、今回が初めて?

前にも1回、ゲームのCMに出演させていただいているんですけど、そういったこととは違う、感情を表現することは、今までやってこなかったので、そういう意味では初めてでした。

――そんな初めての体験で、楽しめた部分、難しかった部分は?

練習とリハーサルでは、全くうまくいかなくて(笑)。振りはめちゃくちゃ練習して現場に入っていたんですけど、感情を出すっていうのが、どういうことか分からなくて…。
すごく悩んでいましたね。本番前日に、やっと少しずつできるようになって。本番ではやり切ることができました。

――監督とはどんなやり取りを?

あまりにも人が多すぎて、監督から直接アドバイスをもらうというよりは、監督が言ったことを伝えに来てくれる方がいたんですけど、最初は「あまりできてないね」ということを言われてしまったんです(笑)。でも、ダンスの先生やスタッフさんに「自分なりにやってごらん」と言っていただいて、そこから少しずつできるようになって、監督も「いいね」と言ってくださいました。

――この仕事を始めたばかりで、それほど大規模な現場を経験できたことは、ご自身にとっても大きなプラスになったのではないでしょうか?

『ポカリスエット』は特別かもしれないんですけど、CMって、こんなにたくさんの方々が関わるんだっていう驚きと、そういう人たちがいるからこそ、こういうCMが完成するんだなっていう、感謝の気持ちでいっぱいですね。

●ゴルフでの挫折がなければ「こっちの世界には来ていなかった」

――そもそも、芸能界に飛び込もうと思ったきっかけは?

小学校2年生から、本当に毎日、ゴルフしかしてこなくて。でも、6年生の全国大会でうまくいかず、挫折してしまったんです。
そのときにお母さんから、アミューズのオーディションを勧めてもらったので、受けることになりました。

――お話しいただける範囲で、その挫折について教えていただけますか?

本当に毎日、遊ぶ暇もなく、ずっとひたすらに、小学校2年生から6年生まで毎日ゴルフをやっていたんです。「やっと全国大会に出られる!」となって、本当に優勝を目指していたくらいだったんですけど、その練習の成果が何も発揮されずという感じで…。すっごく落ち込みました。

――小学6年生で、それほど大きな挫折の経験があるのは、今では財産になっているのではないでしょうか?

想像すると、やっぱり悔しい思いはすごくあるんですけど、挫折がなければこっちの世界には来ていなかったかなと思うので、そこはプラスになっているかなと思います。

――お母さんのお勧めでオーディションを受けたということは、ご両親は芸能活動を応援してくれている?

お母さんは、前々から芸能界に入ってほしかったみたいで。でも、私がゴルフに一生懸命だったので、「言えなくて」っていう感じだったということは聞きました(笑)。○ゴルフから得たもの「メンタルがすごく強くなった」

――話が前後してしまいますが、ゴルフを始めたきっかけは?遊ぶ暇もなかったということですが…。


もともと、お爺ちゃんがゴルフをしていて、お兄ちゃんと一緒に始めたんです。その時は自分の意志ではなかったかな…という感じなんですけど。

――始まりこそ自発的ではなかったけれど、楽しさがあったから続けられたということですよね?

最初は、始めて2か月で試合に出されちゃって。もちろん大差でドべでした(笑)。でも、そこからどんどん這い上がっていけて、そういう面ですごく楽しかったですね。

――ゴルフは一人きりで自分自身と向き合う時間が長いスポーツかと思います。そういった面でも、ご自身のプラスになっていますか?

すごくなっています。ゴルフの試合では、4時間も一人で戦わなければいけないので、そこでメンタルがすごく強くなったと思います。

○東京の印象「都会過ぎちゃってソワソワするんです(笑)」

――茅島さんは長崎県出身で、お仕事の時だけ東京にいらっしゃるとのことですが、東京はいかがですか?故郷とのギャップなどがあれば教えてください。

初めは分からないこともすごく多くて。とにかく都会だなっていうことと、人が多いなっていうことは、すごく感じました。私の故郷は、長崎の中では都会の方かな。方言があるので、東京では通じないことがあったり。長崎では、バスに後ろから乗って前から出て料金は降りる場所でと決まっていたのに、なぜ東京では最初に払って前から乗るのかという疑問もありました(笑)。

――お話を聞いている限り、方言は全然出ていないですよ!

敬語でお話しすると出てこないんですけど、その中でも、長崎だけの言葉があって。通じなかったです。
例えば「このリュックって、からうんですか?」。「からう」は長崎の言葉で「背負う」って意味なんですけど、通じなかった…(笑)。

――そんな経験を重ねながら、東京には慣れましたか?

未だに、何線に乗ればいいのかとか、そういうことは全然わからないです(笑)。

――これから覚えていけるといいですね(笑)。では、故郷の長崎の好きなところは?

東京だと都会過ぎちゃってソワソワするんですけど、長崎に戻ると、長崎の中ではいい感じの都会で(笑)。すごく落ち着きます。あと、夜景がすごくきれいで、海も近いんです。

――東京とは、時間の流れの速さも違いますか?

そうですね。
長崎では、すごくダラダラと生活していたので(笑)。ゴルフをやっていたときは、すごく早かったですけど。

●自分の個性は「めちゃくちゃ負けず嫌い」

――一人の人間として、どういった部分が自分の魅力・個性だなと感じていますか?

めちゃくちゃ負けず嫌いなので、努力だけは本当に人一倍していると思います。

――負けず嫌いは、ゴルフを始めたときから?

始める前からですね。保育園の運動会とかでも、1位を取れなかったら泣いてたりとか(笑)。マラソン大会でも、1位を取りたくて練習してました。

――ゴルフに対する向き合い方と、芸能活動に対する向き合い方、違いはありますか?

努力などの面では一緒なんじゃないかな。そこはすごく感じています。

――ゴルフをしていた時期に比べて、色々な大人と関わるようになったと思います。そうした出会いを通じて、考え方や心境に変化などはありましたか?

女優さんのお仕事をやるにつれて、色々な人が支えてくれているんだなって感じます。すごくやりやすい環境にはなったのかなと思います。ゴルフの練習の時は、お父さんとかお母さんがいないと、送り迎えもしてもらえないし、そういう面ですごく助かっていたんですけど、やっぱり試合になると、誰もついてきてくれないし、アドバイスもくれないしっていうところで、皆がライバルだし、「一人なんだ」ってすごく思っていましたね。
○女優もモデルも「どちらも大活躍で頑張りたい」

――今回はCMでしたが、今後は映画やドラマにも出演されるかと思います。好きな映像作品は?

好きなのは、学園ものとか。今までは本当に、恋愛ものしか見てこなくて(笑)。ゴルフをやっているときから、ドラマとかは見ていたんですけど、恋愛ものばかりで。最近、色々なジャンルを見るようになりました。

――では芸能界で目標としている存在は?

女優さんでは、永野芽郁さんです。本当に、永野さんのようになりたいですね。『君は月夜に光り輝く』は、演技の勉強のために見に行きました。でも、あまりにも永野さんの演技に集中しすぎちゃって、話の内容が…(笑)。今どこなんだろうって思っちゃいました(笑)。

――一点に集中しちゃうタイプ?
今までは全体を見て楽しんでいたんですけど、演技の勉強と思って見に行っちゃうとそうなっちゃいます(笑)。

――今後、モデルや女優として、どんな風にキャリアを重ねていきたいですか?

茅島:いつかはドラマの主演や映画の主演を飾りたいなと思っています。今は、いろんなジャンルを見るようになったからこそ、どんな役でもチャレンジしたいという気持ちが、すごくあります。

――今後は、素敵な大人たちとたくさんの仕事ができると思います。

永野芽郁さんのように、モデルでもトップに立てて、女優さんでも朝ドラに出るように、大活躍できる。どちらも大活躍で頑張りたいです(笑)。

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