松坂桃李、独特なセリフの覚え方を明かす「肉を焼きながら……」
6月28日公開の映画『新聞記者』の完成披露上映会が4日、都内で行われ、シム・ウンギョン、松坂桃李、高橋和也、北村有起哉、田中哲司、藤井道人監督に出席した。
現役の新聞記者、望月衣塑子氏が書き記した『新聞記者』を原案に、『オー!ファーザー』(2014年公開)の藤井直人監督が映画化した本作。1人の新聞記者の姿を通して報道メディアは権力にどう対峙するのかを問いかける衝撃作だ。真実に迫ろうともがき苦しむ若き新聞記者・吉岡エリカに、韓国映画界の至宝シム・ウンギョン、内閣情報調査室に勤め理想と現実の間で揺れる若き官僚・杉原拓海を松坂桃李が熱演し、権力とメディアの裏側、組織と個人のせめぎ合いを真正面から描き出す。
松坂とともにダブル主演を務めたシム・ウンギョンは、本作で邦画初主演。舞台あいさつ中は、本作で覚えたという流暢な日本語で対応し、日本と韓国の違いを「まず撮影の期間が違います。2週間(本作の撮影期間は約20日)で撮れる映画があるのでそれに驚きました」と挙げつつ、「最初はこの映画がちゃんと撮れるのか悩んだ時期もありましたが、自分が持っている集中力を全部出して頑張りました」と充実感をにじませた。