ドリス・デイが死去した。80年以上に渡るキャリアを誇るドリスは、4月に97歳の誕生日を迎えたばかりだった。
2019年5月13日、本人の動物保護財団、ドリス・デイ アニマル・ファンデーションは、「ドリスは年相応な健康を維持していましたが、最近酷い肺炎を患い、それが原因で他界しました。彼女はごくわずかな親しい友人たちに囲まれ、この世を去りました」と声明を発表、また、「生前のドリスは、葬儀や告別式、墓標を望んでいませんでした。しかし友人やファンの皆さんは、www.dorisdayanimalfoundation.orgでドリス・デイを偲ぶことができます」とコメントしている。
また、ドリスの訃報を受けて、アントニオ・バンデラスやステラ・マッカートニー、「スター・トレック」シリーズのウィリアム・シャトナーやジョージ・タケイなど有名人らが故人を偲ぶコメントを発表している。
歌手としてキャリアを始めたドリスは、その後もキャリアを通して何度もセルフカバーすることになる『センチメンタル・ジャーニー』でブレイクを果たし、1950年代のアメリカで大人気歌手の1人に数えられるまでになった。
1948年作『洋上のロマンス』で映画界へと進出したドリスは、その後も『アイル・シー・ユー・イン・マイ・ドリームス』や『カラミティ・ジェーン』、『情欲の悪魔』、『知りすぎていた男』などの作品に出演した。