白石和彌監督、香取慎吾らとのミュージカルに意欲! 観客から拍手「見たい」
俳優の香取慎吾が主演を務める映画『凪待ち』の初日舞台挨拶が28日、都内で行われ、香取、恒松祐里、西田尚美、吉澤健、音尾琢真、リリー・フランキー、白石和彌監督が登壇。白石監督は、同じキャストで次回作を作るとしたら「ミュージカルをやりたい」と話し、観客から大きな拍手が沸き起こった。
香取と『孤狼の血』(18)や『麻雀放浪記2020』(19)で知られる白石監督が初タッグを組んだ本作は、宮城県石巻市を舞台に、人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇、そして、切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンス。恋人が殺され、さらに次々と襲い掛かる絶望的な状況から自暴自棄になっていく主人公・郁男を香取が演じた。
香取は「いよいよ公開。この日を迎えることができました。本当にうれしく思っています」とあいさつ。「初日からこんなにたくさんの方が来てくれて本当に幸せ者だと思っています」と喜んだ。
また、「1人でも多くの方に見てほしいと思える作品を白石監督が作ってくれました」と監督に感謝。「僕が演じた郁男は、苦悩の中で逃げることばかりで先が見えない男でしたが、そんな先が見えない人間でも踏ん張って周りの方々のあきらめない絆、優しさで、少しずつでも光が見えてくる、そんな作品になっていると思います」