宮沢氷魚、映画初主演でゲイの青年役 話題のドラマ『his』13年後描く
俳優・宮沢氷魚が映画『his』(2020年1月24日公開)で初主演を務めることが30日、明らかになった。藤原季節が共演する。
同作は『愛がなんだ』で話題の今泉力哉監督の最新作。周囲にゲイだと知られることを恐れ田舎暮らしを行う青年・迅(宮沢)の前に、6歳の娘・空を連れたかつての恋人・渚(藤原)が現れる。「しばらくの間、居候させて欲しい」と言う渚と3人暮らしを始めた迅に、渚は「結婚して、子供も生まれて、この生活を大事にしていこうって誓ったんだ。でも、無理だった。俺、迅がいないと生きていけない」と打ち明ける。今春、メ~テレ(名古屋テレビ放送)他にて放送された『his~恋するつもりなんてなかった~』では、13年前の彼らの出会いが描かれた。
様々な恋愛のかたちを切り取ってきた今泉監督が、初めて男性同士の恋愛を題材に、迅と渚の同性カップルが親権獲得や周りの人々への理解を求めて奮闘する姿を描く。現実に同じような立場の人々が直面する社会問題や法的問題などに切り込み、新境地に挑んだ。
また渚の妻・玲奈を松本若菜、迅に恋する美里を松本穂香、迅と渚を優しく見守る近所の人々を鈴木慶一、根岸季衣が演じる。