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強みはない、あるのは熱さだけ…7ORDER project座談会(前編)

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強みはない、あるのは熱さだけ…7ORDER project座談会(前編)

●舞台「7ORDER」が開幕間近
安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央の7人からなる「7ORDER project」。音楽、演劇、アート、ファッションなど、一人ひとりがジャンルレスに活躍し、自分たちなりのエンターテインメントでHappyを作り上げるという活動方針を掲げる彼らが、今度は舞台に挑戦する。8月22日から始まる舞台「7ORDER」への意気込みと、メンバーへの想いについて聞いた。(取材は7月上旬)

前編では、気になる舞台についての話と、"7人でいること"の強みとはなんなのか、インタビュー。個性豊かなメンバーたちの、七者七様の回答とは?

○■7人での芝居で心配なのは「役名の呼び間違い」?

ーー舞台「7ORDER」が、8月から天王洲 銀河劇場(東京)と、AiiA Theater Kobe(兵庫)で上演されることが決定しました。どんな内容の舞台なんでしょう?

安井:今は台本の第一稿がようやくできて目を通したくらいで、どんな舞台になるのか僕たちもまだわかってないんですよね(笑)。

萩谷:とにかく今は「頑張ります」って感じです。

森田:エンターテイメントなところはしっかり出したいと思っています。
台本を読んでみたら、テンポはすごく良かったよね。楽しみです。

ーー皆さんそれぞれに役があるお芝居なんですか?

安井:それぞれ演じる役はあるけど、名前は本名のままです。役の性格として違うところもあるけど、素の僕たちを見て書いてくれている部分もあると思うので、ファンの人たちは分かりやすく見ていただけるんじゃないかなと思います。

ーーじゃあ、舞台上で名前を呼び間違えることもなさそうですね。

安井:本当ですよ! 「7人で舞台をやる」って最初に聞いた時、まず心配したのはそこでしたもん。例えば、美勇人が「ユウキ」っていう役名だったら、絶対呼び間違えるな……とか(笑)。

阿部:ややこしいね(笑)。


諸星:顕嵐が「タケシ」とか。

阿部:俺、タケシ?

萩谷:僕は個人で舞台(舞台『仮面ライダー斬月』 -鎧武外伝-)に立ったこともあるんですけど、その時は役者さんの名前と役名で混乱するってことはなかったんです。でも、このメンバーは普段から名前で呼び合うのに慣れすぎていますからね。安井:だから、俺はスタッフさんが気を使ってくれたんじゃないかなと思ってるよ。「あいつら、役名を変えると絶対間違える!」って(笑)。

長妻:そういうこと!?

真田:大人の優しさですね(笑)。

ーー先ほど萩谷さんがおっしゃったように、皆さんはそれぞれ個人でも舞台に出演されていましたよね。そんな中、この舞台で7人全員がそろうことの強みは何ですか?

森田:熱が入った時の一体感ですかね。
本番中、僕ら全員が一体となって熱くなる瞬間があって……って、まだ稽古も始まってない状態なので分からないですけど(笑)。

萩谷:今、本番中の想像してた?(笑)

森田:夢見てるみたいになっちゃった(笑)。でもそういう瞬間って、これから絶対あると思うんです。同じ熱い時間を共有している感じ。そのパワーを本番で出せたらいいなと思います。

●チャンスをもらって、すぐに飛び込んだ
ーー諸星さんはどうですか?

諸星:……質問、何でしたっけ?

安井:早くない!? まだ2人目なんだけど。そういうのはせめて4人目くらいでやってよ!(笑)

諸星:すみません!(笑) 強みですよね。そうだな、僕たちはそれぞれ個性的なカラーがあるので、それが7人合わさった時は、誰も見たことない色になるんじゃないかなと思います。
色鉛筆にない色。

阿部:ちゅ、抽象的……(小声)

萩谷:それを受けて、顕嵐が具体的に言ってくれるそうです(笑)。

諸星:2人セットで!

長妻:ハッピーセットで!

阿部:えー、7人の色が、いい意味で被っていないので。一人ひとりの特徴がわかりやすいと思うし、それが混ざった時にどんな色になるのかは……俺たちにもわからない、みたいな。

諸星:……結局わからないのかよ!

全員:(爆笑)

森田:より抽象的になっちゃったよ。

萩谷:フランス語がドイツ語に通訳されたみたいだったよ、今。

安井:結局どっちもわかんないっていう(笑)。

ーー(笑)。
では、長妻さんはいかがでしょう?

長妻:そうですね。7人全員が合わさった時も、もちろんすごいですけど、2人ずつ、3人ずつの組み合わせも面白いというか。俺たちが集まると、7だけじゃなくて、14にも、21にもなるみたいな……。

森田:それ、ただ7の倍数言ってるだけじゃない?
長妻:掛け算しちゃった(笑)。足し算で良さが増えていくだけじゃないということです! そこに、さらに観ていただいているお客さんの気持ちも入ってくるので。それによって、いろんな形を見せていけたらいいなと思います。そこが強みになるんじゃないかな。

○■見出しコメント上手な真田

ーー安井さんは?

安井:さっきから「個性がバラバラ」みたいな話が出ているんですけど、僕は逆に、7人とも好きなものが同じだなと思う瞬間も結構あって。
例えば、何か打ち合わせをする時も「俺、全然違う意見だわ」みたいな人って1人もいなくて、みんな大きく向いている方向が同じなんですよね。だから何を決めるにしても割と決断が早いし、ストレスなくやれる。そこが良いところだなと思います。

萩谷:僕も、似たようなことになっちゃうんですけど、何かひとつ目標があって、そこにみんなで向かえるところは良いなと思います。それぞれ得意なこと、苦手なことはバラバラだけど、だからこそ足りないところを補い合って向かっていける強さがあるな、と。

ーー最後に、真田さんはいかがですか?

真田:僕は「強み」っていうのは、そもそもないと思っています。

安井:斬新な切り口!

萩谷:さなぴーってさ、インタビューの時に見出しになるようなコメント言うの上手いよね(笑)。

真田:俺のコメントでインタビューを締めるつもりでいるから(笑)。
どういうことかというと、あるのは「強み」ではなく、「熱さ」だけだと思うんですよ。僕たちはいつも、「これは無理だ」みたいなことは考えないようにしていて。今回、舞台のお話をいただいた時も「俺たちの実力的にできるかな?」じゃなくて、「とにかくやってみよう!」と決めて。

安井:確かに、根拠のない自信みたいなものはあるかもしれないですね。自信というとちょっと違うかな?

萩谷:チャレンジ精神旺盛ってことだよね。頭ごなしに否定をしないで、まずやってみて、ダメだったらそこで考えて、試行錯誤していこうっていう。

真田:その熱さが、自然と強みになっていると思います。……はい、これ校閲しておいてください!

ーー校閲!?

安井:最近覚えたんですよ、「校閲」って言葉を。

真田:今、『校閲ガール』めっちゃ見てるから(笑)。

安井:でもこの舞台もチャンスをいただいて、すぐに「……やりましょう!」と。とにかく「飛び込もう」という気持ちがすごくあったんです。僕らにとってもチャレンジだし、どういう着地になるのかはわからないんですけど、混ざり合って、誰も見たことない色になる……だっけ?(諸星に)

諸星:……くっせーこと言ってんな!

萩谷:くさいこと言うのが早かったんだよ(笑)

真田:記事を見たら多分、全部カットされてるよ(笑)

諸星:本当に!?

■7ORDER project
「Happy をみんなで作りあげていく」をモットーに、安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央の7人が活動するプロジェクト。第1弾として、2019年8月22日より東京・神戸にて、舞台『7ORDER』を上演。9月には中国・上海虹橋芸術センターにて“7ORDER project ファンミーティング in Shanghaiが開催される。また7人でバラエティ番組『イケダンMAX』(TOKYO MX 毎週木曜25:05〜)に出演中。 スタイリスト/とわづくり

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