くらし情報『草なぎ剛、『台風家族』現場で見せた“座長の気遣い”と“舌好調ぶり”』

2019年9月9日 06:53

草なぎ剛、『台風家族』現場で見せた“座長の気遣い”と“舌好調ぶり”

草なぎ剛、『台風家族』現場で見せた“座長の気遣い”と“舌好調ぶり”

思いがけない事情で公開が危ぶまれていた草なぎ剛主演の映画『台風家族』が、この作品を観たいと訴えるファンの後押しもあって、9月6日に公開を迎えた。

『箱入り息子の恋』(13)、『ハルチカ』(17)などの市井昌秀監督が12年間温めていたオリジナル・シナリオの映画化した本作は、銀行強盗をして行方をくらました両親の“見せかけ”の葬儀に集まった4兄弟とその家族が遺産分与をめぐって醜くも激しい争いを繰り広げる姿を炙り出すもの。兄弟だからこそ容赦なく炸裂するその剥き出しの感情は傍から見たら滑稽だが、当事者たちにとっては真剣そのもので、昨年7月11日に栃木市藤岡町の撮影現場に潜入したときも、一家の長男・小鉄を演じた草なぎ剛がいままでに見たことのないダメでクズな中年男を生々しい形相で演じている姿を目撃することができた(以下、一部ネタバレを含みます)。

この日の撮影は、10年ぶりに実家に戻ってきた兄弟の骨肉の遺産争いを中村倫也の演じた三男の千尋が盗撮し、全世界に配信していたことが分かる面白いシーン。少し前まで実際におばあさんが住んでいたロケセットの日本家屋もぴったりの雰囲気だったが、気温が40度近くて、カメラが回る本番は扇風機も止めるため、現場はサウナ状態に。

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