神田松之丞、講談ブームは「僕のおかげ」
講談師の神田松之丞が12月1日、東京・護国寺の講談社で『講談えほん 全6巻』(各1,500円税抜 講談社刊)の発売記念イベントを行った。
テレビなどの出演して人気を博している講談師・神田松之丞が監修した本書は、次世代に伝えたい講談のお話を絵本にしたもの。社名の由来が講談でもある講談社で発売イベントが行われ、小学生とその親を対象に、神田が講談の面白さを伝えた。
イベント後には報道陣向けの囲み会見が行われ、小学生を前にしたイベントの感想として「お子さんが笑ってくれたので良かったなと思います。お子さんが聞いて身振り手振り漫画チックで良かったですよ。今日は程々に受けてましたね」と満足げ。本書を監修した理由については「講談社さんが110年ということで、講談社さんの講談は我々の講談から来ているんです。今講談に光があたってブームになっていますが、以前よりも脚光を浴びているという時に、講談社さんも110年ということで一つ力を貸そうというか、面白そうだから絵本を出そうということになったんだと思います」と説明し、「今まで講談の本を出しても売れなかったんですよ。
売れないから出さないという悪循環でしたが、今回こうやって舵を切っていただいたので、講談の裾野が広がるし、講談というものが商売になるんだというところまで広げられたらなと思っています」と期待を寄せた。
講談がブームになった要因を「僕のおかげでしょうね。素直に(笑)」と笑いを誘いつつ、「周りの師匠や環境のお陰だと思いますが、色んな縁があって講談師全員が頑張っていると思います。一応僕が野暮に色んな発言をしていますが、みんなが頑張って少しずつ良くなってきた気がします」と回答した。
神田は、来年2月11日に六代神田伯山を襲名。「頑張って色んな本やテレビ、雑誌メディアに出させていただいてうれしいんですが、"伯山"になったらそれ以上に松之丞を超えるぐらい頑張って活動しなくてはいけないプレッシャーはありますね」としつつ、「"伯山"は6代目で全員が名人なんです。僕は名人になれるか分かりませんが、"伯山"は落語で言うと"三遊亭円朝"、歌舞伎で言うと"團十郎"に匹敵する名前。"伯山"の名前の価値を分からせるのが次のストーリーだと思っています」と意欲を見せていた。
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