【男性編】社会人になってもっとも上達したテクニックランキング

仕事で一番鍛えられるテクニックは“コミュニケーション術”


経験不足で何かと失敗が絶えなかった新人時代。その頃と比べれば、見違えるように成長したと実感している人も多いのでは。そこで今回は、社会に出て働いているからこそ備わった数々のスキル・テクニックのなかでも、学生時代と比べてもっとも上達したものについて聞いてみました。＞＞女性編も見る



Q.社会人になってもっとも上達したテクニック・スキルを教えてください(単一回答)
1位電話応対24％
2位コミュニケーションの取り方16％
3位気配り7％
4位スケジュールの立て方5％
5位時間厳守4％

■もっとも上達したのは「電話応対」……
・「数をこなしたためか電話に出るのが怖くなくなった」(24歳/IT/営業)
・「最初はうまくコツをつかむことができず苦労した。ひどかったそのときと比べれば、今はだいぶマシ」(27歳/自動車関連/研究開発)
・「最初は決まり文句を覚えて暗唱するのが精一杯。今は見えない相手に信頼感を持ってもらうことを意識している」(29歳/自動車関連/営業)
・「電話をすることが多い職場なので、嫌でも覚える」(25歳/運輸/販売)
・「学生のころに比べれば、すらすらと敬語が出るようになったと思う」(25歳/医療/その他)

■もっとも上達したのは「コミュニケーションの取り方」……
・「仕事で多くの人と関わるようになり、初対面でも気兼ねなく話せるようになった」(24歳/広告/営業)
・「人見知りが激しかった学生時代と比べれば、社会経験を積んでだいぶマシになった」(29歳/サービス業/研究開発)
・「偉いオジさんたちとも、緊張せずに上手に会話できるようになった」(26歳/建築/総務)
・「ちょっとしたことでも、進んで報告するようになった。しないと後で怒られるので……」(27歳/商社/営業)

■もっとも上達したのは「気配り」……
・「仲の悪い上司の間を取り持つことで鍛えられている……」(22歳/団体/監査)
・「学生のときは『楽しむ飲み会』が中心だったが、接待をするようになり、自分が楽しむことより周りを楽しませるためにどうするかを考えるようになった」(27歳/商社/営業)

■もっとも上達したのは「スケジュールの立て方」……
・「仕事で毎日スケジュール管理をしているので、プライベートでも計画性が増した」(25歳/倉庫/サービス)
・「学生時代より忙しいので、スケジュール管理が必須。今では分単位で管理している」(29歳/精密機器/その他)

■もっとも上達したのは「時間厳守」……
・「時間に厳しい会社なので自然と時間厳守が身に付いた。今では遅刻など一切しない」(24歳/運輸/営業)
・「学生のときは時間にルーズなほうだったが、仕事では時間厳守が当たり前。今はプライベートでも時間を守れるようになった」(26歳/小売/販売)

総評

学業さえ頑張っていれば良かった学生時代とは違い、年配の上司や教育担当の先輩、取引先など、さまざまな立場の人たちとの付き合いが増える社会人生活。それだけに上位三つは、すべてコミュニケーションに関するスキルが選ばれました。なかでも、もっとも多くの20代男性が選んだのは「電話応対」。今どきの20代男性にはコミュニケーションに苦手意識がある人が多く、特に顔の見えない相手とのやり取りをしなければならない「電話応対」に最初は苦労したようですが、「経験」や「慣れ」で克服できたといったコメントが大半でした。地道な努力の大切さが分かります。(文・高木亮介)

調査時期：2010年8月9日～8月23日
調査対象：COBS ONLINE会員
調査数：男性215名
調査方法：インターネットログイン式アンケート

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