【女性編】自分が政治家になったら取り組んでみたいことランキング
20代女性が目指すのは、仕事と出産・育児を両立できる社会づくり
経済不況は出口が見えないし、就職・転職の道も険しい。老後の生活を保障してくれるはずの年金制度も頼りない……。そんなこんなで、最近は国民の政治に対する不信感は高まるばかり。「自分だったらムダなお金を使わずに、もっとうまく対処するのに……」。ニュースを見ながらそんなふうに思ったことはありませんか?そこで、20代女性509名にアンケート。自分が政治家になったら、どんな問題・政策に取り組みますか?>>男性編も見る
Q. 自分が政治家になったら取り組んでみたいことを教えてください(複数回答)
1位雇用問題30.3%
2位年金問題28.9%
3位税制改革26.3%
4位少子化対策21.8%
5位福祉の充実21.6%
■雇用問題に取り組みたい……
・「自分の立場を考えたとき、雇用が一番不安だから」(27歳/公益法人/企画開発)
・「就職活動をして厳しさを感じたから」(24歳/金融/金融専門職)
・「今人事課で働いているので、雇用の厳しさを痛感している」(23歳/自動車関連/人事)
・「自分の父親が無職になって困ったことが何回もあったので」(26歳/食品/研究開発)
・「クビにされた経験があるので」(26歳/その他/事務)
■年金問題に取り組みたい……
・「今のままだと払った人が損をしそう」(24歳/精密機器/総務)
・「年金を平等に全員支払い、老後にもらえるような仕組みを作りたい」(26歳/精密機器/人事)
・「自分の老後に年金がもらえなくなるのは困るから」(28歳/通信/企画開発)
■税制改革に取り組みたい……
・「税金の無駄使いを徹底的になくしたい」(25歳/IT/クリエイティブ)
・「北欧(ほくおう)みたいに福祉の分野で安心できる制度を作っていきたい。確実に安心できるなら税金が上がってもいいと思う」(24歳/医療/秘書・アシスタント)
・「国民に理解される効率的な運用を考えたいです」(26歳/化学/研究開発)
■少子化対策に取り組みたい……
・「日本は出産・育児に対しての保障が少なすぎる。今のままでは子供が欲しいと思う人がどんどん減っていくのではと思うから」(25歳/アパレル/販売)
・「少子化対策はまだまだ取り組み方があると思うので。
女性の目線で取り組みたい」(27歳/IT/SE)
・「女性が働きながら子育てできる環境を充実させたい」(25歳/広告/企画開発)
■福祉の充実に取り組みたい……
・「一人暮らしの高齢者の生活を目の当たりにし、必要だと感じたから」(27歳/福祉/企画開発)
・「自宅介護をしている人に、支援できる法律をつくりたい」(27歳/医療/秘書・アシスタント)
・「福祉さえ充実すれば日本はもっと住みやすい国になると思う」(28歳/医療/総務)
総評
雇用問題、年金問題、税制改革の上位三つは男性編と同じですが順位は異なり、男性編で2位だった「雇用問題」が1位に。「就活で苦労した」、「失業して大変だった」など、自身がかつて苦い経験をしている女性が多いようで、「ほかの人にはこんな思いをさせたくない」といったコメントが目立ちました。
また、出産を考える女性にとって、産休を取りづらい職場もある現状を踏まえて、「少子化対策」が4位にランクインしていました。「安心して育児と仕事を両立できる社会をつくりたい」という願いが表れているようです。
5位の「福祉の充実」を挙げた人たちは、介護・医療系の方が多かったです。また、全体的に女性編は、自分が体験した身近な問題から、解決・改善していきたいという傾向が見られました。
調査時期:2010年10月21日~11月5日
調査対象:COBS ONLINE会員
調査数:女性509名
調査方法:インターネットログイン式アンケート
■関連リンク
【コラム】この不況時代に、満足できる転職を実現するためには?
【コラム】不況に負けない!仕事を成功させる“話し方”って?
【コラム】“育休切り”にある女性たちの悩みとは?
完全版(画像などあり)を見る