【男性編】マンガでありがちなシチュエーションランキング
牛乳ビン底メガネの下の素顔は美少女!
マンガを読んでいると、「ありがち!」と思ってしまう場面にめぐり合うことがあるはず。いじめられっ子の主人公がスーパーヒーローになったり、隣の席の美少女がなぜかさえない主人公に興味を持ったり……。今回はそんなありがちシチュエーションについて、20代男性にアンケートをとってみました。
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Q.マンガでありがちなシチュエーションは?(複数回答)
1位メガネを取ると美少年&美少女22.0%
2位最強の敵を倒したと思ったら実は小物だった21.3%
2位スポーツ万能で頭もいいライバルがいる21.3%
3位絶体絶命のピンチのときに新たな力が目覚める21.0%
3位毎日何かしらハプニングが起きる21.0%
4位イケメン主人公が生徒会長18.6%
5位最初は敵だったのに紆余(うよ)曲折を経て仲間になる18.2%
■「メガネを取ると美少年&美少女」はありがち
・「メガネを取った地味な女の子が美人というシチュエーションを何度見てきたことか」(25歳/小売店/販売職・サービス系)
・「今まで見向きもされなかったのが、急に注目をされるところがいい」(29歳/電機/営業職)
・「メガネを取っても普通だったらもはや詐欺ですよ」(28歳/情報・IT/事務系専門職)
・「メガネ+美人は王道」(27歳/建設・土木/技術職)
■「最強の敵を倒したと思ったら実は小物だった」はありがち
・「『DRAGON BALL』や『HUNTER×HUNTER』などで多く見られたシチュエーションだから」(23歳/建設・土木/技術職)
・「『どれだけ!!』というくらい強いのに、すごく小物っていうのは、一番ありがちかなぁと思います」(27歳/自動車関連/技術職)
・「強さのインフレは少年誌の定番かと」(24歳/食品・飲料/技術職)
■「スポーツ万能で頭もいいライバルがいる」はありがち
・「『そんなやつに勝てるはずがないだろ』という相手に勝つ場面で、何か希望をもらえる気がします」(28歳/学校・教育関連/営業職)
・「競い合って成長するマンガがよくある気がする」(22歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「出木杉君タイプが多い気がします」(23歳/人材派遣・人材紹介/営業職)
■「絶体絶命のピンチのときに新たな力が目覚める」はありがち
・「『DRAGON BALL』とか、"ドラクエ”など……。たくさん例が思い浮かぶ」(24歳/金融・証券/営業職)
・「バトルものではよくある展開だなと思う」(25歳/小売店/販売職・サービス系)
・「困ったときには何とかなる」(29歳/ソフトウェア/技術職)
■「毎日何かしらハプニングが起きる」はありがち
・「『名探偵コナン』に代表されると思う」(22歳/電機/事務系専門職)
・「『そんなに忙しい日常はおかしいだろ』とつっこみたくなる」(24歳/学校・教育関連/専門職)
・「日常ではありえない不可思議なことが毎回起こるのがマンガ」(23歳/機械・精密機器/技術職)
■「イケメン主人公が生徒会長」はありがち
・「なぜかイケメンでモテモテだから」(28歳/学校・教育関連/専門職)
・「マンガでは絶対に主人公は美男美女」(29歳/金融・証券/専門職)
■「最初は敵だったのに紆余(うよ)曲折を経て仲間になる」はありがち
・「『週刊少年ジャンプ』は基本的にこうだと思う」(26歳/生保・損保/事務系専門職)
・「バトルものではよく見られるから。そして分かっていても面白い」(27歳/運輸・倉庫)
■番外編:こんなありがちシチュエーションも!
・「何もかもダメ」な主人公が世界を救うヒーローになる:「昔は落ちこぼれだったナルトが、今やマンガの中で英雄に近い存在になりつつある。現実ではなかなかありえない」(24歳/医療・福祉/専門職)
・体は小さいのに10人前くらいゴハンを食べる主人公:「『DRAGON BALL』の孫悟空、『ONE PIECE』のルフィといった代表的なキャラが大飯食らいであるから」(28歳/機械・精密機器/営業職)
総評
1位に輝いたのは「メガネを取ると美少年&美少女」。なんとも思っていなかった地味女子のメガネがはずれた瞬間、あまりのかわいさに恋に落ちる主人公。
または、おとなしいと思っていた友達がメガネをはずすだけでモテモテに……。ちなみに、実際に近視のメガネをかけていると目が小さく見えるので、はずした途端にかわいく&かっこよく思えるのは事実だそうです。マンガには美男美女が欠かせないということで、4位には「イケメン主人公が生徒会長」もランクイン。
2位は同率で「最強の敵を倒したと思ったら実は小物だった」と「スポーツ万能で頭もいいライバルがいる」でした。"最強の敵”はバトルものでよく見られるシチュエーションで、「強さのインフレは少年誌の定番」なんていう意見も。"優秀なライバル”は学園もの、スポ根マンガによく登場しています。勝てそうにないヤツに勝つのが気持ちいいんですよね。5位の「最初は敵だったのに紆余(うよ)曲折を経て仲間になる」なんていうのも、バトルものやスポ根ものでよく見られる展開です。
同じくバトルものでよく見られるのが、3位「絶体絶命のピンチのときに新たな力が目覚める」。「もうダメだ」と思った瞬間に、新しい技が登場したシーンをよく目にしました。同率3位の「毎日何かしらハプニングが起きる」は、推理ものでよくあるシチュエーション。謎解きがメインになっているので、事件が起きないと解決もできないということでしょう。
今回選ばれたランキングを総合すると、メガネ美女に見守られつつ、スポーツ万能のイケメン生徒会長と戦い、負けそうなところで必殺技が生まれ、最終的にライバルは友となる……といった感じでしょうか。しかし、この「ありがち要素」をくっつけるだけで名作マンガは生まれません。コメントにあったように「分かっていても面白い」作品こそが読者の人気を集めるもの。大好きな作品をリスペクトしつつ、ありがち場面について語り合うのも面白いかもしれませんね。
(文・塩澤真樹/C-side)
調査時期:2011年5月24日~5月31日
調査対象:COBS ONLINE会員
調査数:男性291名
調査方法:インターネットログイン式アンケート
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