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【女性編】東日本大震災後、変わったことランキング

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揺れた瞬間、大切な人たちの安否が気になる


東日本大震災からの復旧復興には、まだたくさんの時間と努力が必要ですが、それを支えるのは、私たち一人ひとりの意識です。大震災という経験を20代女性はどのように受けとめ、そしてその生活はどのように変わっているのでしょうか?東日本大震災後、変わったことについて、593名に聞きました。今回は特に男性編とは異なる傾向と回答となりました。>>男性編も見る



Q.東日本大震災後、変わったことを教えてください(複数回答)
1位地震が起きるたびに震源地が気になる32.2%
2位ちょっとした揺れでも「地震」と思うようになった30.5%
3位何気ない日常の大切さを思い知った25.6%
4位防災グッズをそろえようと思った18.7%
4位電力の使い方を考えるようになった18.7%
5位特に変わったことはない15.7%

■地震がおきるたびに震源地が気になる……
・「自分の住んでいる地域の近くも大地震が起きる可能性が高いから」(23歳/機械・精密機器/事務系専門職)
・「東日本大震災の時は東京に住んでいて、とても大きな揺れを感じた。あの地震以来、震源地が気になるようになった」(26歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「東北や関東はもちろん、最近はいろいろな地域で地震が起きているので、今度は地元の近くかもしれないと不安になり、テレビを見てしまいます」(22歳/印刷・紙パルプ)
・「地震が起こるたびに詳細情報を見てしまう」(24歳/そのほか)
・「自分の住んでいるところに断層があるとやたら話題になるので」(22歳/機械・精密機器/事務系専門職)

■ちょっとした揺れでも「地震」と思うようになった……
・「これまでは少しの揺れでは『どうせ震度1~3程度でしょ』と思っていたが、今では『遠くで大地震が起きたのかもしれない』、『このあと大地震がくるかもしれない』と思うようになった」(29歳/ソフトウェア/秘書・アシスタント職)
・「以前は気にしなかった震度1の地震でも、過剰に反応するようになりました」(27歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「働いているフロアが28階。東日本大震災のとき、関西なのに揺れた。それ以来地震が気になるようになった」(25歳/生保・損保/事務系専門職)
■何気ない日常の大切さを思い知った……
・「津波で一瞬にしてすべてが奪われてしまった被災地をテレビで見て、普段の何気ない生活がいかに幸せなことなのか思い知った」(28歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「被災地の人たちの生活を見ていると、自分がどれだけ恵まれている生活をしているのかが分かる」(23歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「私の住む地域は水道、ガス、電気が止まった。復旧した時に跳びはね、歓声を上げ喜んだ。
今まであって当たり前だったライフラインの大切さを痛感した」(23歳/医療・福祉/専門職)

■防災グッズをそろえようと思った……
・「いつどこで何があるかわからないので、最低限の防災グッズは準備しようと思った」(26歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「懐中電灯などが家になかったので、買いそろえようと思った」(25歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「避難のことも考えて、必要なものはまとめておこうと思った」(27歳/医療・福祉/秘書・アシスタント職)

■電力の使い方を考えるようになった……
・「今まで無駄にしていた電力があったと気付き、できるだけ節電して節電に貢献したいと感じた」(28歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「今まで気にしてなかったけど、気にするようになった」(23歳/情報・IT/技術職)
・「電力不足を感じ、節電を心がけるようになった」(25歳/金融・証券/専門職)

■特に変わったことはない……
・「あんまり情報に踊らされてもいけないかなと思い、何もしなかった」(28歳/情報・IT/技術職)
・「西日本に住んでいてそれほど生活が変わることはなかったから」(21歳/情報・IT)
・「震災の影響を受けていないからなのか、何の変化もない」(25歳/商社・卸/事務系専門職)

総評
「東日本大震災後、変わったこと」、その第1位は「地震が起きるたびに震源地が気になる」でした。「自分の住んでいる地域が震源なの?」と気になるだけでなく、「ここよりももっと大きな被害を受けているところがあるのでは?」とインターネットやテレビに情報を求めているようです。

第2位には「ちょっとした揺れでも『地震』と思うようになった」が入りました。「以前は気にしなかった震度1の地震でも、過剰に反応するようになりました」など、体に感じるか感じないかの揺れにも、敏感に反応している女性が多いことが分かります。今回のアンケートでは、男性編の第1位は、女性編では5位でした。このほか、女性編の1位は男性編ではそれほどの順位になっていないなど、女性編と男性編の回答の傾向の違いはいろいろ見つかりました。震災を経た今の生活について、同僚や彼と話してみてはどうでしょうか。(文・ペンダコ)

調査時期:2011年9月9日~9月26日
調査対象:COBS ONLINE会員
調査数:女性593名
調査方法:インターネットログイン式アンケート

■関連リンク
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