【女性編】海外で実写化されたアニメやゲームががっかりな理由ランキング
世界中で人気の高い日本のアニメやゲーム。最近では実写化される作品が増えてきましたが、なんだか納得いくものが少ない気が……。そこで女性482名に「海外で実写化されたアニメやゲームががっかりな理由」を聞いてみました。>>男性編も見る
Q.海外で実写化されたアニメやゲームががっかりな理由は?(複数回答)
1位主人公が日本人ではなく外国人になっている45.2%
2位原作キャラとキャストがまったく似ていない43.0%
3位もはや別物になっている33.8%
4位キャラ設定がすごく変わっているキャラがいる20.8%
5位決めゼリフが外国語でしっくりこない19.7%
■主人公が日本人ではなく外国人になっているのはがっかり
・「イメージが壊れる。日本人設定のキャラを外国人が演じるのは無理がある」(29歳/小売店/事務系専門職)
・「微妙に変更するなら、いっそタイトルも変えて別物にしてほしい」(30歳/生保・損保/秘書・アシスタント職)
・「日本のマンガ、アニメなんだから、日本人設定を壊すべきではない。違う設定にするくらいなら、オリジナル作品を作るべき」(28歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「やまとなでしこのキャラには日本人を使ってほしい」(25歳/機械・精密機器/技術職)
・「孫悟空が英語を話すわけがない」(32歳/商社・卸/事務系専門職)
■原作キャラとキャストがまったく似ていないのはがっかり
・「外国ではムキムキマッチョがかっこいいとされているため」(23歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「国が違うと文化も異なるので、やっぱりどこか違和感がある」(27歳/金融・証券/営業職)
・「アニメではかっこいいのに、実際のキャストはいまいち……」(29歳/食品・飲料/技術職)
・「キャラが似てないというパターンが一番残念です」(24歳/学校・教育関連/専門職)
■もはや別物になっているのはがっかり
・「原作に近ければ海外で実写化しても特に批判されないだろうが、名前だけ借りたようになっているものがある」(25歳/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「文化の違いは大きい。作品の世界観を理解したり、空気感を読み取ったりするのは無理だと思う」(25歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「『インスピレーションを受けた』ってことにして、『実写化した』とは言わないでほしいときがある」(27歳/その他/事務系専門職)
■キャラ設定がすごく変わっているキャラがいるのはがっかり
・「違和感をなくすための工夫として髪色や服装を変えるのはいいと思う。しかし、キャラクターや信念など守らなければいけないものを変えるのは許し難い」(23歳/ソフトウェア/技術職)
・「原作そっくりでもつまらないが、キャラ設定まで変わるとファンはがっかりするのではないのでしょうか」(31歳/アパレル・繊維/クリエイティブ職)
・「必要以上に派手。
やはり日本人にしか分からない世界観があると思う」(28歳/医療・福祉/専門職)
■決めゼリフが外国語でしっくりこないのはがっかり
・「英語と日本語では、インパクトや伝わってくる感じが違う」(27歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「外国語ではうまくニュアンスが伝わらないような気がする」(25歳/情報・IT/販売職・サービス系)
・「日本語の表現をそのまま再現できない言語だと残念」(30歳/金融・証券/専門職)
■番外編:こんな理由でがっかり
・ただのアクション映画になっている:「エピソードが丁寧に描かれず台無しになっていることがある」(29歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・舞台や時代が変わっている:「日本だからこそというものもあるので。実写化した現地の環境に合わせる必要があるか疑問です」(25歳/情報・IT/技術職)
・ヒロインが大人っぽすぎる:「日本人が外国人と比べて幼く見えるからか、特に子役とかが大人っぽく見える」(32歳/建設・土木/秘書・アシスタント職)
・CGに違和感がある:「戦闘シーンはCG丸出しとか、もはや実写化する意味がないんじゃないかと思う」(28歳/学校・教育関連/専門職)
・キャラの服が似合っていない:「外国人の顔に無理やり原作の髪や服装をさせているから違和感がある」(28歳/医療・福祉/専門職)
総評
キャストへの不満の意見が多く、1位は「主人公が日本人ではなく外国人になっている」、2位は「原作キャラとキャストがまったく似ていない」ことが選ばれました。やはりキャストが似ていないことに違和感を覚えるようです。「アニメではかっこいいのに実際のキャストはいまいち……」というがっかり感を味わったことがある人もいるかも。容姿が似ていないことに加えて、4位のように「キャラ設定がすごく変わっているキャラがいる」こともがっかりする原因に。キャラの生きてきた背景なくして感動は生まれません!!キャラの容姿も設定も、さらにストーリーまで大幅に変わっているなど「もはや別物になっている」のは3位。「『インスピレーションを受けた』ってことにして、『実写化した』とは言わないでほしい」という意見も。
5位は「決めゼリフが外国語でしっくりこない」。
例えば『北斗の拳』の「お前はもう死んでいる」のような決めゼリフは日本語で聞き慣れているだけに、違う国の言葉だと違和感があるようです。しかし日本語で言うケースも微妙で、『DRAGON BALL』の「かめはめ波」はイントネーションが違っていて不思議な感じに。
アジアでは『ハヤテのごとく!』、『花ざかりの君たちへ』など日本のアニメを原作とした作品の実写化が続々と発表されています。『花より男子』は台湾・韓国・中国で実写化されているので、各国のF4の違いを感じながら見るのは面白そう。文化の違いを実感するために、あえて海外の実写化作品を見るのも楽しいかもしれません。(文・飯塚雪/C-side)
調査時期:2012年2月10日~2月14日
調査対象:マイナビ ニュース会員
調査数:女性482名
調査方法:インターネットログイン式アンケート
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