【男性編】夏の終わりに――最恐のジャパニーズ・ホラー映画ランキング
スプラッタや絶叫など派手なイメージのアメリカンホラーに対して、静かに迫る恐怖でゾクゾクさせるジャパニーズ・ホラー映画。ハリウッドでリメイクされるほど世界的な評価が高まっているジャパニーズ・ホラーの中で、「もっとも怖い!」と言える映画は何だろうか。今回は夏の終わりということで、男性381名に聞いた「最恐のジャパニーズ・ホラー映画ランキング」をご紹介しよう。>>女性編も見る
Q.最恐の日本ホラー映画は?(複数回答)
1位『リング』シリーズ54.6%
2位『呪怨』シリーズ12.9%
3位『着信アリ』シリーズ10.5%
4位『学校の怪談』シリーズ5.8%
5位『ほんとうにあった怖い話』4.7%
6位 『稲川淳二』シリーズ3.4%
次点 『死国』2.5%
次点 『感染』2.5%1位は鈴木光司のベストセラー小説を映画化した『リング』シリーズ。「小説を読んで、ドラマも見て、結末を知っていたけど怖かった」(33歳/機械・精密機器/営業職)というほど、貞子の恐怖は強烈だった。中には「あまりに怖すぎて泣きました」(27歳/食品・飲料/販売職・サービス系)という意見も。1998年に公開された初作『リング』は、その後に続くジャパニーズホラーブームを牽引することになる。2位はビデオ作品から映画化された『呪怨』シリーズ。
「スクリーンから目をそらしたくなった」(27歳/その他/技術職)、「息つく暇もないほど怖いラッシュがあった」(26歳/医薬品・化粧品/技術職)という声が寄せられた。『リング』の貞子と同じくらい、『呪怨』の佐伯伽椰子、その子供の佐伯俊雄は強烈なインパクトを残した本作。2004年と2006年には、『死霊のはらわた』や『スパイダーマン』シリーズで知られるサム・ライミによるプロデュース作も諸外国で公開されている。3位の『着信アリ』シリーズについては、携帯電話をホラーに取り入れたことから「リアルにありそうなできごとだから」(25歳/金融・証券/専門職)という声が多く寄せられている。4位の『学校の怪談』シリーズは「小学生のとき絶望した」(27歳/機械・精密機器/技術職)というように、子どものころに見ていた20代が主な支持層。5位の『ほんとうにあった怖い話』には、「昔ながらの定番の怖さ」(25歳/情報・IT/事務系専門職)という意見があった。■総評
ハリウッドでリメイクされ、ジャパニーズホラーブームの先駆けになった『リング』。貞子という稀有なキャラクターは印象深く、後に多くのパロディを生み出した。
名作マンガ『君に届け』も、貞子というキャラがいなければ誕生していなかった……かもしれない。『リング』と同様にハリウッドリメイクされた『呪怨』は、日本人監督初のハリウッドデビューであり、日本人監督初の全米興行収入No.1を記録。この2作品はもちろん、ランクインした作品と見比べてJホラーの世界を堪能してみてはいかがだろうか。(文・塩澤真樹/C-side)調査時期:2012年7月27日~8月3日
調査対象:マイナビ ニュース会員
調査数:男性381名
調査方法:インターネットログイン式アンケート
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