今年の日本を表す漢字、最も多かったのは『希』 - 「3.11」前に電通調査
これによると、今年2012年の日本を漢字1文字で表すとしたら、どのような文字を思い浮かべますかとの問いに、最も多かったのは「希」だった。
調査は、今年1月19日~22日に、首都圏・関西圏・東北3県の18~69歳の男女個人を対象に実施した(各地域500サンプル、計1500サンプル)。
これによると、日本社会や生活についてイメージすることを踏まえて、今年2012年の日本を漢字1文字で表すとしたら、どのような文字を思い浮かべますか(自由回答)との問いに、上位に挙がってきたのは 「希」「進」「和」「明」といった漢字。
「全体として”2012年は希望をもって前に進んでいきたい”という意識の投影がみられる」(電通)。
また、2012年の新聞・テレビなどによる記事報道で「明るさ」が期待できる分野については、オリンピック年ということもあってか、日本のスポーツが世の中を明るくしてくれることへの期待が66%と高く、次いで日本の科学技術(42.3%)、日本の文化(30.5%)となった。
震災後に意識が高まった事柄、その中で現在も引き続き意識している事柄(複数回答)については、震災から1年近くなり、結果として「家族との絆」意識や「家計のための省エネ」意識の持続性が高くなった。
家族以外の「絆」意識はやや後退気味。
「東日本大震災」から1年、今年の3月11日を、犠牲者の追悼に加えて、どのような日として位置付けるべきだと思いますか(複数回答)との問いには、災害を記憶にとどめ、教訓や備えを改めて確認する日として認識されているとともに、「復興への誓いを新たにする」機会としても強く意識されていることが分かった。
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