原価割れでも他社より安い運賃に--LCCのジェットスター・ジャパン、7/3就航
格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンは8日、当初予定していた12月から大幅に前倒ししての国内線就航を発表した。
同社は日本航空(JAL)が出資するアジア・太平洋地域のLCCで、運航開始日は今年7月3日。
就航するのは成田空港を拠点に、札幌、関空、福岡、那覇の5空港となっている。
どの空港を結ぶ路線を運航するのかと、便数は現在調整中で、新路線は段階的に開設していく予定で、最初のスタートが7月3日になる、というわけだ。
また、整備などの拠点は成田だが、成田発着以外の路線も開設する。
航空券の販売チャネルもウェブサイトだけでなく、SNSやキオスクなどへ広げて行くという。
これにより、既に成田発着便を格安運賃で運航しているスカイマーク、夏に就航予定のエアアジア・ジャパン、関空発着のピーチ・アビエーションなど、他のLCCとの格安運賃競争の激化は必至。
例えばスカイマークの成田 - 札幌の運賃(2012年3月8日)を見ると、最も安い「WEBバーゲン」運賃が片道5,800円、次に安い「WEB割10」が同7,800円、普通運賃が同1万6,800円。
これに対しジェットスター・ジャパンは、「プライス・ビート・ギャランティ(最低価格保証)」