低位株に投資する投信『龍視眈眈』が人気、純資産総額291億円で運用開始
日興アセットマネジメント(以下「日興アセット」)は、日本株ファンドとして同社で約1年ぶりの設定となる単位型投信『日本低位割安株ファンド’12-01<愛称 : 「龍視眈眈(りゅうしたんたん)」>』を新規設定し、過去半年間に設定された主に国内低位株に投資するファンドの設定額としては最大規模の291億円を集め、1月20日から運用を開始している。
「龍視眈眈」は、東京証券取引所第一部上場銘柄のうち、株価水準が低位3分の1に分類される株式を低位株と位置づけ、このうち割安感が強いと判断される銘柄を主な投資対象としている。
低位株には、景気回復局面での相場上昇時に強い価格反発力があり、株式市場全体よりも大きく上昇する傾向がある。
下値硬直性の高さも、この投資環境下では低位株投資の注目すべきメリットといえる。
日興アセットでは、「低位株のもつ特性を活かしたファンドに個人投資家、中でも日本株の投資経験者が共感したことが、人気の背景としてあげられる」としている。
株価バリュエーション指標からみた割安感も顕著となる中、投資タイミングが間近と考える投資家が多かったことが追い風となり、今回の大型設定となった。