大沢在昌氏に「鮫島は死ぬの?」と聞けた"ここだけトーク会"が開催
昨今、タブレット端末が普及しつつあるのと同時に、電子書籍のコンテンツも加速度的に充実してきている。
そんななか、1月27日に「大沢在昌さんと電子書籍にチャレンジ!」と題されたイベントが東京・新宿紀伊國屋本店で開催された。
このイベントは、毎回ゲストとして参加する作家と共に、その作家の作品を電子書籍で楽しむ読書会。
5回目となった今回の読書会では、ハードボイルド作家・大沢在昌氏が参加した。
大沢氏の代表作「新宿鮫」シリーズ初の短編集『鮫島の貌 新宿鮫短編集』が題材で、大沢氏がこの作品をソニーの電子書籍専用端末「Reader」を使って朗読し、参加者とともに作品について語り合った。
イベントでは大沢氏が、『鮫島の貌 新宿鮫短編集』の中の一作品「幼な馴染み」を解説。
この作品は『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の主人公・両津勘吉こと「両さん」が登場する異色の作品。
大沢氏は、「作中ではあくまで『両さん』のイメージは壊さずに、主人公の鮫島と『両さん』という濃いキャラクターの2人をどう絡めるか悩みました」と、苦労した点を語った。
ほかにも、作品の登場人物・薮に実在のモデルがいたというエピソードや、大沢氏が作中で「両さん」