「従業員の健康」への取組みを”格付け”、最高ランクの花王に融資 - 政投銀
日本政策投資銀行はこのほど、花王に対し、「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」(以下、「DBJ健康格付」)初適用となる融資を実施すると発表した。
2008年4月の特定健診制度の導入や事業者によるメンタルチェックの義務化が国会で審議されるなど、昨今、企業の自社従業員への健康配慮の必要性が高まる状況にある。
また、将来的な労働人口の減少を受け、人的生産性の向上も重要な課題となっている。
「DBJ健康格付」融資は、こうした社会情勢を踏まえ、健康経営の概念を普及促進させるべく、経済産業省の調査事業に応募、その一環として開発された独自の評価システムにより、従業員の健康配慮への取り組みの優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという「健康経営格付」の専門手法を導入した「世界で初めて」(日本政策投資銀行)という融資制度となっている。
今回、日本政策投資銀行では、花王に対し、同制度導入後、初の案件として、「DBJ健康格付」で最高ランクとなる「従業員の健康配慮への取り組みが特に優れている(特別表彰)」の格付を付与することを決定。
同格付初適用となる融資を実施することにした。
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