東日本大震災で被災、石巻線・常磐線一部区間の復旧計画を発表 - JR東日本
JR東日本仙台支社は5日、東日本大震災で大きな被害を受けた路線のうち、石巻線渡波~浦宿間と常磐線相馬~亘理間について、復旧に向けた具体的な諸手続きに着手すると発表した。
石巻線は現在、小牛田~石巻間で列車が運行され、一部区間で代行バス輸送となる仙石線に代わり、仙台~石巻間を往復する直通快速も運転されている。
3月17日には石巻~渡波(わたのは)間も運転再開する。
残る区間のうち、渡波~浦宿間に関して、護岸工事などを行った上で、現在の位置で復旧することに。
宮城県と石巻市、女川町と調整の上、現場測量調査や設計などの諸手続きに着手する。
運転再開までに要する期間は、鉄道工事着手から1年強を見込んでおり、2013年度初め頃の再開をめざす。
浦宿~女川間については、女川駅周辺の被害が非常に大きく、運転再開の見込みは立っていない。
駅の位置なども含め、協議を続けていくとのこと。
常磐線の原ノ町駅以北では、現在、原ノ町~相馬間と亘理~岩沼間で列車が運転されている。
震災の被害を受けた相馬~亘理間に関して、駒ヶ嶺駅(相馬駅の隣駅)と浜吉田駅(亘理駅の隣駅)は現在の位置で復旧し、新地駅、坂元駅、山下駅の3駅を含む区間は、「まちづくりと一体となった復旧」