マネーのトリビア (15) 「株主優待」を受けるには、どのような条件があるの?
「株主優待」ということば、目にしたことがあるはず。
なんだかおトクそうですが、どのようなものなのでしょうか。
株主優待は、株を上場している会社が、株を買ってくれた人、つまり株主に贈る、一種のプレゼントです。
現在、株主優待を実施している上場企業は1,000社あまり。
全体の28.5%で過去最高となっています(大和インベスター・リレーションズ調べ。
2011年8月末時点)。
優待の内容としては、自社製品の詰め合わせや、優待券・買い物券・プリペイドカードが多いのですが、中には自社の事業とは関係なく、図書カードや地元の特産品などを贈るところもあります。
さらに最近は、寄付など社会貢献に使うことが選べる優待も増えています。
優待は年1回または2回、株主に自動的に送られてきます。
株は売ったり買ったりするイメージがありますが、優待がある企業の株なら、買って持っているだけで利益が得られるというわけです。
優待は家計の助けになるし、お金に換算するとかなりの金額になることから、優待を目的に株を買う人もたくさんいます。
とはいえ、優待のある企業の株をただ買えばいいというわけではありません。