マネーのトリビア (16) 「住宅ローン」が払えなくなりそう…”夜逃げ”しなくても済む方法は?
夢のマイホームには住宅ローンがつきもの。
そのうえ、ローンの返済は長い年月にわたって続くものなので、現在返済中の人や、これからマイホームを買おうと考えている人にとって、もし給与やボーナスが減って毎月の住宅ローンの返済が滞ったらどうなるのかは気になるところでしょう。
住宅ローンの返済は、銀行口座からの引き落としで行います。
もし口座の残高が足りず返済日に引き落としができなかったら、銀行から連絡があります。
その段階ですぐに入金すれば問題ありません。
でも、引き落とせない状態が6カ月(銀行によっては3カ月)続くと、「延滞」ということになり、銀行から支払いをするよう督促が来ます。
それでも払えないと、信用保証会社が借り主に代わってローンの残りをすべて銀行に支払ってくれます(住宅ローンを借りるときに保証料を払うのはこのためです)。
とはいっても、それでローンがなくなるわけではなく、それ以降は借り主は信用保証会社に返済しなければなりません。
それも、信用保証会社は、残りのローンを一括で返済するよう求めてきます。
収入が減るなどしてローンの返済ができなくなった人に、残りを一括で返済しろといってもムリな話。