理系のための恋愛論 (433) 年度末って、いろいろトラブルが増えませんか
12月の年の終わりではなく、日本の学校や企業の「終わり」の時期である3月になると、人間関係や周囲のゴタゴタが何故か浮き彫りになり、トラブルが増えるような気がする……。
そんな風に感じる人、結構いるのではないかと思います(私はこういった状況を年度末疲れと呼んでいます)。
年度末となると、学校や職場から去っていく人がいる。
自分の苦手だった人や困らせられていた人との別れがもうすぐ。
そう思うと、それまでガマンしていたモヤモヤややるせない思いが一気に胸のうちから噴き出して、人間関係に波風を立たせてしまい、周囲の人々は「何事が起きたのか? 」と驚いてしまう……というのが、年度末疲れのメカニズムかもしれません。
もうすぐサヨナラしてしまうからって、そこまでひどいことをしなくてもと思うような事例もありますが、その相手がまだそんなに親しくない相手で、これでサヨウナラできるのでしたら、来年度からは気持ちを切り替えて、何とか乗り切っていこうと考えられることでしょう。
ところが、その相手が親しい人や友人、もしかすると彼女だったりした日には、衝撃は2倍、3倍、10倍にも膨れ上がってしまいます。
某IT企業で働くTくん(30才)