ちょっとシュールに「猫街鉄道放浪記」 (57) 引退直前の急行「きたぐに」に乗る
この3月で寝台急行「きたぐに」が定期運行を廃止する。
2008年5月に、金沢駅から乗ったことはあるのだが、これは自由席。
これじゃあ本当の「きたぐに」を体験したことにならないと思って、いてもたってもいられず、東京駅のみどりの窓口に駆け込んだ。
なぜインターネットでぷちってしないかというと、北斗星もカシオペアも含め、寝台列車はインターネットで切符が買えない。
自動券売機でも買えない。
旅行会社かみどりの窓口で買うしかないんだ。
でも、この日持ち合わせが少なくて、とりあえず買ったのは翌日の寝台券と急行券のみ。
これが後で大変なことになる。
で、「きたぐに」に乗ろうとしたのは、1月の金曜日。
東京駅発20時過ぎの新幹線で新潟に行けばよい。
長岡駅で乗り継ぐこともできるのだが、やっぱり始発駅で乗りたいもんです。
そこで、金曜日行きましたよ、東京駅丸の内側のみどりの窓口。
30分前に。
ところがだ。
みどりの窓口はビジネスマンで長蛇の列。
土日は家族の元に戻るビジネス戦士たちが、並んでいた。
並んでみたがなかなか列は進まない! このままだと乗り遅れる! と、八重洲側にひた走り、JR系の旅行会社の窓口で乗車券をゲットする。