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メルセデス・ベンツ、11年ぶりフルモデルチェンジで新型SLクラス登場

マイナビニュース
メルセデス・ベンツ、11年ぶりフルモデルチェンジで新型SLクラス登場
メルセデス・ベンツ日本はこのほど、同社のオープンモデルの最高峰であるSLクラスの最新モデルの発売を開始した。

11年ぶりのフルモデルチェンジで6代目となった新型SLクラスは、シャーシ、パワートレインほかすべてを完全に刷新したブランニューモデルとなっている。

モデルチェンジの最大の変更点はフルアルミニウムボディシェルを採用したこと。

これによりボディシェル単体で110kgも軽くなり、車両全体ではじつに140kg(「SL350 BlueEFFICIENCY」の場合)もの軽量化を果たした。

単にアルミ化しただけでなく、成形にチルド鋳造や真空ダイカスト法、接合にフローホールフォーミングねじ、摩擦攪拌接合(FSW)などの最新技術を駆使することで、剛性や快適性でもスチール製を上回ることをめざしたという。

エンジンは「SL63AMG」の5.5リットルV8直噴ツインターボを筆頭に3種類あり、すべてが新開発の直噴エンジンとなっている。

最高出力は「SL63AMG」パフォーマンスパッケージが564PS。

ボトムグレードである「SL350 BlueEFFICIENCY」の3.5リットル直噴ノンターボでも306PSを発揮する。


トランスミッションは7速AT「7G-TRONIC PLUS」と「AMGスピードシフトMCT」が採用される。

いずれのパワートレインもアイドリングストップ機能をはじめとした低燃費技術を取り入れており、ハイパワーと環境性能を両立している。

エクステリアデザインはSLの伝統ともいえる力強さを表現しながら、同時に先進性を感じさせるものとなっている。

ロングノーズショートデッキのプロポーションは従来通りだが、スラントしたスマートな先代のフロントマスクから一転、グリルが直立し威圧感のあるデザインとなった。

また、灯火類はポジショニングライトやウインカーにLEDを採用することでエモーショナルな造形となった。

インテリアは空間の拡大と高級感の向上が図られた。

肩部で35mm室内幅が拡大して快適性が向上。

各部にウッドトリムが使用され気品を漂わせている。


その一方でメーターには垂直ゼロ指針のホワイトメーターを採用するなど、スポーツ性を感じさせるものになっている。様々な装備も先進的で、ボディシェルさえも音質のために調整したオーディオシステム「FrontBass」、オープン時にも使用できるウインドウウォッシャー「マジックビジョンコントロール」、リアフォグ下に足を近づけるだけでトランクを開閉できるハンズフリーシステムなどが採用されている。

価格は3.5リットルの「SL350」が1,190万円、4.7リットルツインターボの「SL550」が1,560万円、「SL63AMG」が1,980万円。

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