市民で立ち上げた文学賞「立川文学賞」。第2回受賞作品決定
大賞は小出まゆみ氏の「鋏(はさみ)とロザリオ」。
佳作は佐々木ゆう氏「山を生きて」、他3本、立川市長特別賞は間零氏「スクラム・ガール」。
3月24日に立川市役所にて授賞式が開催された。
立川文学賞は、立川市在住の市民が中心となり創設され、2011年に第1回が開催された。
市民・有志・ボランティア等で運営されているため、商業ベース、学術ベース、自治体ベースの活動とは一線を画す文学賞となっているという。
授賞式は市民に愛される賞をめざし、ノーベル平和賞受賞式がストックホルム市庁舎で行われるのを模して、立川市役所ロビーを借りて行う。
今回の授賞式には、審査委員長で直木賞作家の「志茂田景樹」氏や、清水庄平立川市長も見守る中、3月24日に行われた。
「立川文学賞」の募集作品は原稿用紙60~120枚までの中編。
「日本語で書かれた未発表作品」という要件のみで、テーマ・ジャンルは自由。
応募資格もプロ、アマ、年齢、性別、国籍、住所等は問わない。
今回は37都道府県、海外3カ国から計213作品の応募があったという。
立川文学賞第2回の受賞作は下記の通り。
年齢は応募時。
大賞「鋏(はさみ)とロザリオ」小出まゆみ(29才滋賀)
佳作「山を生きて」佐々木ゆう(66才埼玉)
佳作「鑪(たたら)の炎は消えて」児嶋和歌子(76才東京)
佳作「池尻の下女」三友隆司(第1回 大賞受賞者)(61才愛知)
佳作「スクラム・ガール」間零(第1回 佳作入選者)(50才東京)
立川市長特別賞「スクラム・ガール」間零(第1回 佳作入選者)(50才東京)(佳作との受賞)
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