東日本大震災で見直された近所付き合い。でも近所付き合い「していない」約3割
調査は2012年1月18日~22日、全国のbuzzLife(バズライフ)会員を対象に実施。
13,575名から回答が寄せられた。
その結果によると、全体の3割の人が「ほとんど、もしくは全くしていない」と回答。
約7割の人が年数回以上の付き合いがあると答えている。
付き合いの頻度は若い年代ほど少なく、20代以下で近所付き合いのある人は半数強。
また、女性よりも男性の方が近所付き合いの頻度が低いことも明らかとなった。
近所づきあいをしない理由としては、「生活サイクルが違うので、顔を合わせる機会がない。
(女性30代)」「変に干渉されるのがいや(女性40代)」など。
近所付き合いの機会や必要性がなく、面倒で厄介という理由から避ける傾向にあるようだ。
また、近所付き合いのメリットについて尋ねたところ、男女ともに「情報」というキーワードが頻出していることがわかった。
特に女性は、子育て、医療、地元のお店情報など、生活に密着した情報を、近所付き合いの“ちょっと立ち話”から得ていることが分かる。
反面、悪口やうわさ話に巻き込まれるなどのデメリットもあり、「持ち家で一生離れられない関係なので、トラブルの元になりそうな深入りはさける。
(女性30代)」などあらかじめトラブル予防に努めている人も多いようだ。
この1年での近所付き合いの変化についての質問では、最も顕著に見られた内容が「東日本大震災」。
日ごろからの近所付き合いの重要性を痛感し、特に女性は、近所の人と連絡先の交換をするなど積極的なアクションをおこしていることがわかった。
また、新しい近所付き合いのキーワードとして「ペット・趣味・健康」をあげる人も。
地理的な隣接だけではなく、趣味やペット、健康づくりを介して義務感や煩わしさがない近所付き合いを始める人が増えているという。
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