BASELWORLD 2012 - 和のアナンタ、グランドセイコーGMTモデルら高級時計も
スイス・バーゼルで開催された「BASELWORLD 2012」にて、セイコーは「ブライツ アナンタ」より、メカニカルクロノグラフムーブメント搭載の2012年限定モデル2機種を発表した。
今回発表されたのは、ムーブメントにキャリバー8R28を搭載した「SAEK019」と、雫石高級時計工房製の高級メカニカルクロノグラフムーブメント、キャリバー6S28を搭載した「SAEH011」。
「SAEK019」は、漆黒の漆塗りのダイヤルと、その上に描かれたサブダイヤルの赤漆のアウトラインが最大の特徴。
これは日本の伝統芸能・歌舞伎独特の化粧法である「隈取り」がモチーフで、金沢漆器の伝統を守り続ける職人、田村一舟氏の技によるもの。
ダイヤルの基調となる深みのある漆黒は、漆の風合いを損なわないように1枚1枚丹念に塗り上げられ、手作業によって表面を平滑に磨き上げることで極めて均一な厚みが保たれている。
ムーブメントは前述の通り、手巻き付き自動巻のキャリバー8R28。
日差は+25秒~-15秒、最大巻上時のパワーリザーブは約45時間。
石数は34石。
風防はスーパークリアコーティングされたサファイアガラス。