日本航空(JAL)のボーイング787-8初号機が27日の夜に到着し、その機内が28日、成田空港で報道陣に公開された。
787は炭素繊維複合材(カーボン素材)を機体重量の約50%に使用し、同規模機(ボーイング767型機など)より燃費効率が約20%改善され、航続距離が飛躍的にのびるなどした革新的な新型機。
客室は、従来機に比べて気圧が高く、窓は1.3倍に広がり、さらにエコノミークラスの通路上の天井は14cmも高く、広々とした空間を実現。
エコノミークラスの座席幅が、比較的広いボーイング777より約2cmワイドになったのもJALの787の特徴だ。
総合デザインオフィスや照明のプランナーを採用した「JALオリジナルライティング」も客室の居住性を向上させている。
照明にLEDを採用して、食事を美味しく見せたり、睡眠や目覚めを快適にしたりするなどシーンに合わせたライティングを設定した他、日本の四季を表現した照明はオリジナリティがあり、色合いも美しいものだった。
エグゼクティブクラスのシート、「JALシェルフラット ネオ」も座席幅を777型機より5cm拡大。
セルフサービスのバー・カウンターも設置され、より寛げる空間を造り出した。