盛り上がりを見せ始めたイースター商戦 購買意欲を刺激するかわいいタマゴグッズやイベントが目白押し
欧米では既に定着している「イースター」だが、日本企業の取り組みはまだ少なく、これからのイースター商戦に注目が高まっている。
イースターとは、毎年春分後の最初の満月の翌日曜日(2012年は4月8日)のおよそ1ヶ月ほど前から始まるキリスト教の「復活祭」のことを指す。
多産で知られるウサギや生命の象徴とされるタマゴをモチーフにしたお菓子が登場することが多い。
アメリカにおけるイースター市場の規模は147億ドルと巨大で、「クリスマス」と「バレンタインデー」に次ぐ売上の祝日だという。
日本でのハロウィンの認知度は女性2人に1人、全体では3人に1人程度と、欧米と比較するとまだまだ認知度は低い。
しかし「イースターをテーマに企業に取り組んでほしいものは何か?」という問いに対しては「エッグペイントやエッグハントが楽しめるような、小さい子供でも参加できるイベントの開催」「かわいいウサギやタマゴをモチーフにしたお菓子」などの具体的な声も。
実際にイベントに参加したことのある人は23%、イースター関連のお菓子の購入経験のある人は30%にものぼった。
実際にイースターを商戦期と見込んで既に取り組みを行っている企業をここで3つ紹介する。
お祭り気分でイースターを取り入れてみてはいかがだろう。
まず東京ディズニーランドのイベントから。
一昨年から行い好評を博しているのがスペシャルイベントの「ディズニー・イースターワンダーランド」。
期間は4月3日~6月30日と長め。
パークの中に隠されたイースターエッグを探し出すエッグハントも500円で楽しめる。
エッグハントのイベントはゲストからの人気も上々。
「アトラクションを目的としてパークを回るだけではなく、いつもと違う目的でパークを回るということが新鮮と感じられる方は多いのではないか」と話すのは、東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランド・リゾートクリエイト部の吉田麻紀氏。
今年はパレードに登場するキャラクターがつけるウサギの耳やしっぽを一緒に付けて楽しめる開発も行っているという。また、サーティワンアイスクリームでは、3月24日~4月22日までの30日間「エッグカップサンデー」(各450円~)と「イースターバラエティBOX」(1,380円~)の限定販売を行う。
スペシャルフレーバーの「イースターエッグハント」「チョコバナナ」(レギュラーサイズ320円~)はキャンペーン期間後の6月末まで販売をする予定だという。
パステルカラーを基調としたポップな色合いで春らしさも感じられる。
一方、ザ・ペニンシュラブティック&カフェでは「イースターエッグチョコレート」(1,300円)をはじめとした、大人のためチョコレートを4種用意。
3月19日~4月8日までの限定販売となるが、中でも注目は「イースターエッグチョコレートフルール」。
特大イースターエッグに桜の形のモチーフやクマの形のチョコレートなどをあしらったかわいらしいチョコレートだ。
タマゴを割ると、中にはアマンドショコラやラズベリーを加えたマカダミアナッツチョコレートがぎっしり詰まっているという。
Lサイズ(高さ25cm)は15,000円。
友人同士でのパーティーなどに持ち込んで、皆で割って楽しむのも良いだろう。
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