鹿児島市電の新交通局局舎・電車施設、コンパクトな配置で環境面にも配慮
鹿児島市交通局は2015年度に移転予定の新局舎・電車施設に関して、基本設計の概要を発表している。
2012年度から実施設計を行い、2013年度に建設工事を着工する。
新しい施設は、市電2系統(鹿児島駅前~郡元間)の神田(しんでん)電停付近への移転を計画している。
地上3階建ての局舎と車両基地、試運転線、整備工場、変電所などが設置され、電車車両数は現在と同じ58両となる予定。
現在の局舎と電車施設の施設規模を基本としつつ、コンパクトな配置で効率的な利用を図るとしている。
また、敷地内の緑化に努め、建築物の色彩は周辺の景観と調和したものに。
環境や景観に配慮する。
一般市民の利用する施設はバリアフリー対応とし、施設見学コースも設定するなど、市民に親しまれる施設づくりに努めるという。
なお、交通局の移転と同じ2015年度には、たばこ産業前電停付近に市立病院も移転することになっており、新しい交通局との間に緑地用地も計画されている。
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