元酒ライターが開業したそば店、そばもさることながら日本酒の品揃えに唸る (1) 日本酒の品揃えは30種類以上
「蕎麦前」という言葉があるように、そば屋には日本酒がつきものだ。
特に最近、酒とつまみをたしなんだのち締めにそばという伝統的な楽しみ方が見直されてきている。
東京・石神井公園の「蕎麦に銘酒 野饗(のあえ)」は、まさにそんな日本酒とそば好きの人のためにある店。
元酒ライターの店主・山越龍二氏がこだわって集めた日本酒と、それに合う豊富なつまみ、手打ちそばが手頃な価格で取り揃えられている。
まず日本酒は約30種類を定番として揃え、限定品も含めるとさらに多くなる。
色々な種類を楽しんでもらえるようにと、100ml弱が入る5勺グラスを使い、1杯350円~という低価格で提供。
熟成度の高いものや強い味わいのものが多く、中には20年ものといったレアな日本酒まであり、「こんなに安くて大丈夫? 」と思ってしまうような驚きの価格で味わうことができる。
また、地元練馬の特産品にも注目し、「練馬金子ゴールデンビール(瓶)」(950円)、「練馬ブルーベリーソーダ酒」(600円)なども取り入れている。
つまみは、「江戸そばみそ」(350円)、「板わさ」(350円)といったそば屋のスタンダードから、「いかうに塩辛」