マネーのトリビア (17) ニュースでよく聞く『日経平均』と『TOPIX』って何? どう違うの?
225銘柄はずっと同じではなく、入れ替えが行われます。
日経平均株価は60年以上使われ、広く親しまれています。
ただ、225の銘柄の平均なので、株式市場全体の値動きと必ずしも一致するわけではありません。
また、採用されている銘柄数の多いハイテク企業や、1株当たりの価格が高い特定の銘柄の株価の影響を受けやすいという特徴もあります。
一方、TOPIX(トピックス)は、東証株価指数(Tosho Price Index)の略で、東京証券取引所第1部に上場している約1,700の全銘柄の平均株価です。
こちらは、企業の規模を表す時価総額(=発行株数×株価)の合計を、1968年1月4日の時価総額の合計で割って求めた加重平均株価で、単位は「ポイント」です。
データの算出は東京証券取引所が行っています。
TOPIXは時価総額に基づいているので、銀行など時価総額の大きい銘柄の値動きに左右されやすいという特徴があります。
とはいえ、銘柄数でも時価総額でも日本の株式市場のほとんどを占める東証第1部全体の平均株価であることから、機関投資家や外国の投資家はTOPIXを日本の株価指数として重視する傾向があるといわれます。