世界三大瀑布の1つ・ナイアガラの滝、そのド迫力を間近で体験 (1) 滝にダイブした勇者(?)の物語も
滝が好きだ。
滝を見ると修行がしたくなる。
滝には霊的ななにかを感じる……。
そんな滝好きなら絶対に、そうでなくてもかなりおすすめなのが冬のナイアガラである。
今年はもう春になってしまったが、次の冬はぜひナイアガラを旅行先に選んでもらいたい。
その魅力をここでは紹介する。
世界三大瀑布の1つにも数えられるナイアガラの滝はカナダ東部のオンタリオ州とアメリカ合衆国の境目に位置し、4つの湖から水が流れ込むため北米最大の水量を誇る。
高さはそれほどではないが、とにかく広い! 水の勢いもすさまじく、年々数cmずつ浸食を続けているといい、そのうち(といってもあと2万年以上かかるそうだが)上流のエリー湖を飲み込んでしまうのでは、と懸念されるほどである。
そんなオンタリオ州観光の顔、ナイアガラの滝は言うまでもなく大人気スポット。
だが、冬場は寒いうえに滝つぼ間近まで行ける観光船「霧の乙女号」が運休となるため、観光客はまばらだ。
逆にこれは、滝をじっくり心行くまで楽しむ大チャンスである。
冬場にしか見られない幻想的な景色もあるといい、完全防寒の重装備をして出かけてみた。
ナイアガラに着いたのは夕刻。