なんと1兆円超も眠っている! 海外旅行で使いきれない現地通貨の推定総額
トラベルジャーナルでは、直近1年の間に海外旅行へ行った、全国の海外旅行経験のある20~60代の男女7,829名に「海外旅行に関する調査」をインターネット上で実施した。
近年円高の影響や、運賃が割安なLCCの就航等で“コストを抑えた海外旅行”が注目されている。
その一方で、使いきれずそのままになっている現地通貨が推計1兆3,252億円にのぼる実態や、海外旅行中に盗難・紛失に遭った現金の平均額等、日本人の損失が調査で明らかになった。
推定金額の算出方法は、性年代別での海外経験及びタンス通貨所持率をかけ、ポテンシャルボリュームを割り出すもの。
性年代別に調査で明らかになったタンス通貨所持者の所持額分布を掛け合わせたものである。
日本人は海外旅行の際に平均7万1,940円を両替。
しかし、両替した金額を旅行中にすべて使用した人は約3割。
7割の人は現金を余らせている。
アンケートからの算出では、利用せずに余った外貨の総額は、銀行の休眠口座の年間発生額882億円の1.5倍にもなる計算だ。
また、余った外貨でいらない物を買った人は5割以上、余った外貨を自宅で保管している人は約6割にのぼった。