非ベンゾジアゼピン系不眠症治療薬、発売へ―国内では12年ぶり - エーザイ
4月16日、エーザイ株式会社によって、不眠症治療薬「ルネスタ(R)錠(一般名:エスゾピクロン)」の新発売記者説明会が開催された。
同治療薬は、非ベンゾジアゼピン系としては国内では12年ぶりとなる治療薬だ。
国内外の臨床実験では、不眠症の主たる症状である入眠障害と中途覚醒の双方に対して有効であるという結果が出ている。
また、臨床的に問題となる依存性や持ち越し効果などは認められていないと同時に、長期投薬による有効性の減弱もみられないことから、不眠症改善へのさらなる効果が期待されている。
説明会のタイトルは、「『これからの不眠症治療の新たな選択』―高齢、ストレス社会における不眠症治療の課題と12年ぶりの新薬が果たす役割―」。
高齢化社会、ストレス社会といわれる現代において、不眠症が引き金となって起こるさまざまな弊害、不眠症治療の現状と課題、そして「ルネスタ(R)錠」が今後果たしていくことが期待される役割についての解説が行われた。
説明会前半には、エーザイジャパン医薬マーケティング部 重点領域室・斎藤奈美氏によって、「不眠症の疫学からみるルネスタの開発意義」が発表された。
これによると「ルネスタ(R)