日産、ルノー車の輸入販売を行う「ルノー・ジャポン株式会社」を設立
日産自動車はこのほど、ルノー車の輸入販売を行う新会社「ルノー・ジャポン株式会社」を設立すると発表した。
この新会社には現在日産トレーディングが行っているルノー事業部門の事業がそのまま移行される。
日本におけるルノー車の輸入販売事業は、2000年にルノーの日本法人としてルノー・ジャポンが設立された。
日産はこのときすでにルノーと資本提携していたため、ルノー・ジャポンの販売活動も日産との併売ディーラーを全国に展開するなど、日産と緊密な関係にあった。
2006年にルノー・ジャポンは日産トレーディングと合併し、以降は日産トレーディングの一部門として業務を行なっている。
日産トレーディングではビジネスの合理化に取り組み、効率化を推進。
その結果、2010年からルノー車の販売は増加に転じている。
今回の新会社設立はさらなる販売体制強化を目的とするもので、日産トレーディングの一部門から日産自動車の子会社へと独立することになる。
日産自動車では、新会社設立は今後さらにルノー車の販売台数を伸ばすために日産自動車の販売戦略とのアライアンスシナジーを強化し、販売戦略における意思決定を迅速に遂行できる体制が必要との判断からだとしている。