子どもの目が危ない!? 部活動と紫外線の影響による「瞼裂斑」の意外な関係
瞼裂斑を発症すると、眼球がにごる、充血しやすくなる、ドライアイになる、といった症状があらわれるほか、翼状片の前駆病変となる可能性が増加するそう。
つまり、若いうちに紫外線を大量に浴びることで、年を重ねたのちに発症する可能性がある病気も増えてくるということだ。
こうした研究の結果からも、戸外活動時間が長いソフトボール部や野球部、サッカー部などに属している生徒は、病気を予防するための努力が必要ということになる。
では、どうすれば瞼裂斑発症を防げるか。
佐々木氏が紫外線対策に適したアイテムとして列記したものは以下の通り。
UVカット機能つきサングラス
UVカット機能つきメガネ
つばの広い帽子
UVカット機能つきコンタクトレンズ
そのほか、日傘を併用することなども有効だという。
サングラスやメガネを選ぶ際は、フレームにまで目を光らせるとなおよいのだそう。
ポイントは、テンプルが太いこと。
テンプルの面積が大きければ、その分、紫外線カット率が高くなるそうだ。
アイウェア装着時には、前方からの紫外線はカットできるものの、耳側から差し込む紫外線や、反射してきた光が鼻側の輪部、水晶体に到達しやすくなるという。