くらし情報『「お金」に興味を持つという事 - セゾン投信・中野社長の半生記 (9) 澤上氏との出会いで闇の中に光! - 「直販投信会社をセゾングループで作れ」』

2012年5月8日 08:46

「お金」に興味を持つという事 - セゾン投信・中野社長の半生記 (9) 澤上氏との出会いで闇の中に光! - 「直販投信会社をセゾングループで作れ」

「お金」に興味を持つという事 - セゾン投信・中野社長の半生記 (9) 澤上氏との出会いで闇の中に光! - 「直販投信会社をセゾングループで作れ」
さわかみ投信を訪れ、同社のやっていることを知り、そして澤上社長(現会長)からいただいた示唆によって、既成概念に縛られていた自らの考え方は根底から覆りました。

確かに現在でも公募投資信託約4千本のほとんどすべてが証券・銀行あるいは郵便局のいずれかを通じて販売されています。

現実に鑑みれば、投資信託を組成したなら必ず販売会社に卸して売ってもらうことは当然の常識だ、と考えることは決して間違いとは言えないでしょう。

なので、業界の常識やしきたりの範疇でビジネスモデルをとらえることも、極めてノーマルな発想です。

そして多くの場合、その中に問題意識が生じて阻害要因を特定できたとしても、それが常識の壁にぶち当たると途端に思考停止となり、妥協の産物に甘んじるかあきらめてしまうものです。

まさに澤上さんに会うまでの私がそうでした。

日本の投資信託業界に長期投資が根付かない理由。

それは証券・銀行という販売会社主導で、販売することのみが目的化して、販売側が売り易い商品を指向し、新しいファンドを次々と売り出し乗換え営業によって手数料稼ぎに血道を上げるから、と阻害要因は明白です。


それならボトルネックの根本である販売会社経由というフローをビジネスモデルから除去してしまおう! それが直接販売、つまり直販モデルです。

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