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恋愛勝ち組になる! (23) 結婚の念書を書かせて彼女は海外へ。「多分1年は連絡とれないから」って…

マイナビニュース
恋愛勝ち組になる! (23) 結婚の念書を書かせて彼女は海外へ。「多分1年は連絡とれないから」って…
いつの時代も恋に悩める男女は多いもの。

ここでは、弊誌人気連載「理系のための恋愛論」の酒井冬雪先生が、皆さんの恋愛に関する悩みにお答えします。

恋愛に悩んでいる人、まずは先生に相談してみましょう!

女の人って怖いですね……。

すみません、29歳会社員男性です。

私は内勤事務職ですが、彼女(31歳)は外資系でバリバリ働いていて、英語も堪能、年に何度も海外出張に行きます。

私たちはどちらかというと男女が逆転していて、彼女のあとを私がついていく感じです。

キレイで有能な彼女を凡人の私がサポートできればそれで幸せです。

それが私の幸せであり、2年の付き合いを続けてきたのですが、彼女の海外赴任が決まったときから徐々に彼女が怖くなってきました。


彼女の海外赴任は1年の期限付き。

どう返事するのかなと思っていたら、「もう会社にはOK出したから。

あと、これ書いて」と1枚の紙を渡されました。

読んでみて、目が点。

「○○(彼女の名前)が海外赴任から帰国した1年後、私は必ず○○と結婚します」と書かれた念書でした。

「さっ、早くサインして」と彼女がせかすのでついついサインしてしまいましたが、「サインしたからもう結婚しないなんてありえないから」「多分1年間、連絡もあまり取れないけどよろしく! 」と言い放って彼女は外国にいってしまいました。

颯爽と機敏で有能で容姿端麗な彼女ですが、これは少々強引すぎやしないかと思います。

連絡も取れない彼女を私は1年間待ち続けるのでしょうか。


ちなみに彼女から先日メールが来て、知らない外国人の男性(赴任先の人??)との2ショット写真でした……。

女の人がみんな怖いわけではないと思いたい私ですが、相談者さんの彼女は何と言うか……昔々の豪快な、「オレは外で遊ぶがオマエは黙って家を守れ」的な男性のようですね。

昔は、男性のそういった豪快さにも黙って耐える女性が結構いたかもしれません。

しかし、現代社会においてはカップル間、特に夫婦間の不誠実な行動、相手をないがしろにする行為は許されないといった風潮がありますので、そういう昔風な男性は激減していることでしょう。

しかし、女性がわざわざ、昔のよろしくない男性のやるようなことをしなくても……。結婚を約束をさせた相談者さんを日本で待たせておいて、異性とのツーショット写真を送ってこなくてもいいよね、と考えてしまいます。

男女逆転は悪いことではなく、カップルそれぞれの個性によっては、男女の役割がチェンジしていてもいいと思いますが、好ましくない男性のしてきた行為を現代女性が今になってしてみなくてもいいのではなかろうかと思わずにおれません。

とは言え、相談者さんの彼女は、海外赴任する前に念書を書かせたくなるくらい相談者さんのことが好きで、「結婚するならこの人! 」とそういう大切なことはわかっているはずなのだと私は予想します。


彼女なりに、相談者さんと離れることが不安で、相談者さんを失いたくないという気持ちから「これを書いて! 」という強引な手法に出てしまったのかもしれません。

彼女としては、その念書があるだけでホッとできる、自分たちは大丈夫と安心できる部分がきっとあったのだと思います。

ですが、それは彼女の一方的な満足で、相談者さんの視点から見ると、「連絡もほとんど取れないのに強引な約束をさせられ、あげく男性とのツーショット写真を送ってくるとは……。

これはあてつけなのか? 身勝手すぎる」と言いたくもなることでしょう。

自分が彼女に同じようなこと、つまり女の子とのツーショット写メを彼女に送り、「連絡はあまり取れないと思う」と書き添えたら、彼女はどんなふうに感じるのか聞いてみたいところです。

このまま、相談者さんが黙ってやさしく彼女を見守り続けていたら、彼女はこんなことしても許してくれるかな、こんなこともOKかな、とますます増長してしまうかもしれません。

彼女が好きで、このまま帰国を待ち、結婚するつもりでいるのでしたら、一度ガツンと「自分が逆のことをされたらどう思う? 」と問いかけ、相談者さんからも彼女に「こうしてほしい」「こういうことはやめてほしい」と気持ちを伝えるべきですよね。

そのためにはまず、女の人って怖いと思うのではなく、彼女のどういった行動を怖いと思ったのか、それに対して自分はどうしていきたいのかというあたりをきっちりと考え、自分の意思を整理して、論理的に冷静に彼女に伝えてほしいと思います。


相談者さんはこれまで、彼女がどうしたいかという要求をやさしく聞き入れてきたのだと思いますが、今こそ自分がどう感じて、そどうしていきたいのかを伝える時です。ぜひ、いっぱい悩んで、たくさん考えて「自分はどう考えるか」答えをみつけてください。

ご健闘をお祈りしております。

イラスト: のでこ【拡大画像を含む完全版はこちら】

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