アクエリアス ゼロが新発売 新CMにオダギリジョーが起用
この年代は、’おなかのたるみ’や’中性脂肪’など、健康問題に対する意識を高く持つ傾向にあり、運動の際の水分補給には0kcalの水やお茶を好んで飲むという。
コカ・コーラマーケティング部の石井氏は、運動の際の水分補給が水であることの問題点を解説した。
「汗をかくと、体液量が減り脱水します。
その際に、重要なナトリウムなどの電解質も同時に排出されます。
水だけを飲むと、電解質は補給されないため体液濃度が下がります。
すると体は、濃度を回復するために、水分を尿や汗などといった形で排出し、結果体液が不足するため水分補給ができません」今回発売された「アクエリアス ゼロ」には、電解質が配合されており、また、40~50代の顧客層の味覚に合うように、スッキリとした甘さとなっている。
5月9日からは「ちょっとした努力に、0kcalのご褒美を」というコンセプトで同製品のテレビCMが放映される。
内容は、俳優オダギリジョーが駅の構内でチアガールに応援されつつ、階段を駆け上り、おいしそうに「アクエリアス ゼロ」を飲むというもの。
生活の中でできる軽い運動を推進するとともに、その運動で消費したエネルギーを無駄にしない、0kcalのアクエリアスの魅力を伝える内容となっている。
価格は500mlで147円(税込み)。
5月7日より全国で発売されている。
また、記者発表会では、京都大学大学院教授の森谷敏夫氏が「適度な運動習慣による健康への効能~ちょこまか運動のすすめ~」について講演を行った。
それによると、やせている人と太っている人の違いは、立ったり座ったりなどの「ちょこまか運動」の量にあるという。
この運動は、専門用語でニート(Non Exercise Activity Thermogenesisの略語でNEAT)と呼ばれるもので、階段を上ったり家事をしたりなど、日常生活の中で行われる身体活動を指し、一日の総エネルギー消費量の約3~4割を占める。
1ヵ月間、被験者に1,000kcalの食事を余分に摂取してもらう過食実験によると、この「ちょこまか運動」の量が多い被験者は、体重が0.5kgしか増加しなかったという結果が出たとされる。
また、座っている時間が一日4時間未満の人は、4時間以上の人に比べると死亡率がそれぞれ1.02倍(4~8時間)、1.15倍(8~11時間)、1.40倍(11時間以上)高いという調査結果も報告された。
運動医科学を研究する森谷氏は、自身の学問を「健康に長生きし、老衰で死ぬための学問」と述べ、運動や食事、禁煙や適度な服薬の重要性を語った。
また、水分は喉が渇く前に補給することが望ましいと同氏は述べる。
「フランスのモデルは一日に2リットルもの水を飲むが、日本人は水分摂取量が極端に少ない。
場所や時間を問わず、水分はとるべき」と語った。
ただし、補給する水分はただの水では不十分であり、人間が自分の体で作ることができないマグネシウムなどの電解質が入った飲料水を摂取する必要があるとされる。
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